Standard Economics
2012年9月26日水曜日
北欧諸国はそもそも大きな政府じゃなかった?
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財務省が国民負担率という指標を用いていることには批判が多かった。 批判が多かったためか、最近の財政関係資料には以下のグラフが記載されている。 こちらは国際的にも使われている標準的なものだ。上と比べて差がずいぶん小さくなったのが分かる。数%ポイント増えれば支出の...
2012年9月20日木曜日
スウェーデンで格差が急激に拡大している?
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グラフはStephen Gordonから引用した。OECDのデータと違いがあるように見える。OECDはIncome Distribution Surveyから、Gordonは各国の統計局の数字を参照したようだ。国際比較は定義の違い等が影響するので、水準の比較には注意が必要だ(とい...
2012年9月16日日曜日
アメリカの製造業が衰退は間違い?
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アメリカの製造業は衰退したと根拠もなく語っている人たちをよく見掛けるが… これだけ見ると確かに衰退しているように見えるが 点線を見ると非常に安定している。実線はインフレ調整していない生の数字だ。つまり製造業の製品の価格が他より大きく下がったため名目で見た製造...
2012年9月13日木曜日
欧州の貧困率は実はアメリカの数倍?補足
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以前の続き。リンクは こちら 。 まず、相対的貧困率について、その特徴 ・所得中央値以上の所得の分布がどうであろうと相対的貧困率には影響はない ・グラフは所得中央値を100%としたもの ・黒い太線は中央値以下を全体とした場合の、25%~75%(ボリュームゾーン)...
2012年9月8日土曜日
そうだ、拡大していないのだ?短縮版
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要約と補足(長文版は こちら ) ・ウォールストリート占拠運動でスローガンになった所得上位1%の云々は元々Thomas Piketty and Emmanuel Saezの2001年の研究が基になっている(という事は知られていない) ・今までの所得格差の研究と違い、彼らは内...
そうだ、拡大していないのだ?
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Has U.S. Income Inequality Really Increased? by Alan Reynolds Introduction ・2006の二月にエコノミスト誌は、Thomas Piketty and Emmanuel Saezを引用して、上位1...
2012年8月30日木曜日
貧困率は正しいかのか?短縮版
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長すぎて不評を買いそうだったので短縮版を作成。 これだけでは意味がわからないという人は こちら へ。 要約 ・絶対的貧困率(以下貧困率)は60年代後半70年代前半以降はほとんど下落しなかった ・かつて経済学者は所得水準(一人あたりGDP)と貧困率の間に強い関係があると...
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