RAYMOND IBRAHIM
マティス国防長官は(ヒラリー・クリントンの側近)アンネ・パターソンを大統領の政策防衛担当次官として任命しようとしているがそれには大きな問題がある。
Politicoが少しだけその理由を説明している。
「仮に指名され承認されれば、パターソンはペンタゴンで4番目に強力な地位を握ることになり、(マティスとロバート・ワークスの両者は軍人であるため)彼女が民間人としては国防総省のトップとなる」
「パターソンは2011年から2013年の間、エジプト大使としてモハマド・モルシ元エジプト大統領と彼のイスラム主義政府と緊密な協力を行っていた。彼女は、政権との関係が緊密すぎること、政権に対する抗議行動を阻止するための活動を行っていたことに批判の声が挙げられている。ホワイトハウスの関係者は決定に対する懸念を表明している」
このような内容では読者は実態をまったく把握できないだろう。 2013年6月30日の革命に至る数ヶ月間の間、アナリストからエジプトの通りまですべての人々から「ムスリム同胞団の操り人形(もしくは手先)」と呼ばれた彼女はモルシと同胞団に抗議を行っていた数百万人のエジプト人によって最も憎まれた人間の1人だった。
彼女の顔は定期的にプラカードでオバマの隣に晒されただけではなく、ほとんどの人が知らないであろうはずの彼女が1人で攻撃に晒されていることもあった。それほどまでに彼女がムスリム同胞団と緊密であると見做されていたということを示唆している。この写真は例外的な一枚というわけではなく、これに似たプラカードが幾つも目撃されていることに注意する必要がある。
以下は、2013年6月30日の革命の前後にアラビア語のメディアで語られていた彼女とムスリム同胞団との異常とも言える関係に言及していた部分を少しだけ翻訳したものだ。
「革命に至るまでの間、パターソンはエジプト人に抗議しないように呼び掛け続けていた。彼女はコプト教の教皇と会ってまでエジプトのマイノリティであるクリスチャンに、同胞団に対して抗議を行わさせないようにと要請していた。存在自体が「アラーへの冒涜」とコプト教の信者が呼ばれていることを考えれば、モルシ政権下で最も苦しむのは誰かということは明白であるにも関わらずだ」
革命が勃発すると、彼女はムスリム同胞団が権力を握るようにと幾度も働きかけを行っていた。
50年以上に渡りエジプトの政治に携わり「アラブ世界で最も尊敬される政治評論家」であるムハンマド・ハイカルでさえ、パターソンはモルシ政権下でエジプトの首相であったムスリム同胞団のヒシャム・カンデルを擁護していたとインタビューで語っている。「いろいろな形の圧力があり、アメリカは湾岸の鍵を握っていた」。
その後、パターソンは最近任命されたばかりのエジプト軍の最高指揮官アブドゥル・ファタフ・アルシシ将軍に対して現在容疑を追求されているムスリム同胞団のメンバーすべてを解放するよう要求した。
シシがこの命令を拒否すると、エジプトは新たなシリアへと転落し内戦が勃発することになるだろうとパターソンは彼を脅し始めた。
別の報道によると、パターソンは「シシィ将軍と連絡を取り合いムスリム同胞団の指導者との対話と彼らに対する寛大な措置を要求している」と伝えられているがシシはいずれも拒否している。
Tahrir TVのライブインタビューで、政治家であり元エジプト議員のMustafa Bakariはパターソンとムスリム同胞団の副議長Khairat al-Shaterとの関係を明らかにした。
彼は、ムスリム同胞団の私邸から彼女が出入りしているのが何度も目撃されていると語っている。彼は、アラシャターに「6月30日の抗議では私たちはあなた方の側に立つ」と述べ、同胞団の指導者を「国の真の支配者」として扱ったと述べた。
「彼女は恐らくはエサム・アル・エリアンやムハンマド・アル・バルタギあたりにリクルートされた、同胞団の秘密メンバーであると考えています」と彼は語っている。
このため、6月30日の革命で重要な役割を果たしたタマロッドを含むエジプトのいくつかの革命軍は、カイロの米国大使館の前で「アン・パターソン大使の追放を呼びかける」抗議行動を繰り広げたほどだった。
それに関連してエジプトのジャーナリスト、アブドゥッラー・アル=サナウィはこのように語っている。
「アン・パターソン氏のエジプトでの存在はアメリカにとって大きな負担となっている。パターソン氏は彼女の血迷った行動が流血を引き起こしたことを鑑みて精神病院への入院が妥当であり、彼女のせいでオバマ政権は世界とアメリカ議会、ペンタゴンに対して非常に窮地に追いやられている」
その後に、エジプトの有名な新聞Youm 7(Alexa.comによると、全米で6番目に訪問されたウェブサイト)が読者にこのような質問をしている。
「アン・パターソン大使の追放に賛成ですか?」
87.93%が「はい」と答え「いいえ」は10.54%でしかなかった。1.53%が無関心だったと答えた。 Youm 7のビューワーはほとんどが世俗派もしくはキリスト教徒だ。パターソンを嫌っていたのは彼女から利益を得ていた同胞団ではなくエジプトの非イスラム派だった。
2013年には、常に民主党の側に立つことで評判の悪いForeign Policyでさえ、パターソンは「ムスリム同胞団に暗黙の支援を与えた一連の政策の重要な実施者」と共和党員の間で広く見られていると記している。このような人間がマティス将軍がペンタゴンのトップに立たせようとしている人間だ。
MORSI'S BOASTS OF A PRO-BROTHERHOOD U.S. COME TRUE
RAYMOND IBRAHIM
6月30日の革命のほぼ2ヶ月後に行われたモルシ大統領とアブデル・ファッタ・アルシシィ将軍との最終的な対話が非常に興味深いものになっている。将軍によって大統領が刑務所に入れられる前の対話の様子を(目撃者の証言を下地に書き起こしたものを)エジプトの新聞El Watanが7月5日に掲載している(原文と完全な英語の翻訳はこちら)。
MorsiとSisiの間で交わされた会話(必要に応じて私のコメントを挿入している):
Morsi:現在の状況に対する軍部の見解はどうなっている?静観するつもりか?法や秩序を守るべきではないのか?
シシ:どのような法ですか?軍は国民の意思とともにあり、報告書によると、圧倒的多数の人々があなたを望んでいません。
Morsi:私の支持者は多く、彼らは沈黙していないだろう。
モルシの最初の脅しは抽象的で曖昧だ。 まだ危機的状況に追い込まれていないと言っているが、彼は単に自分の支持者は「多く」、そして彼らは「黙っていないだろう」と仄めかしているだけである。
シシ:軍隊は何が起こっても国が破壊されることを許さないでしょう。
モルシ:もし私が退きたくないと言ったら?
シシ:この問題はすでに解決しており、もはやあなたに決定権はありません。尊厳を保ちたいのであれば、あなたが支持者と呼んでいる人々を使って国民を脅迫するのは止めて、流血を防ぐために彼らに家に帰るように伝えてください。
モルシ:しかし、このままでは軍事クーデターに発展するだろう。そうなったらアメリカが黙ってはいない。
確かにテクニカル的には軍事クーデターではあったが、軍は国民から大変に支持されていた。ホスニ・ムバラクに対する2011年の最初の革命よりも遥かに多い数千万人のエジプト人が新しい選挙を要求して数日間通りを埋め尽くしていた(多くのエジプト人はモルシが大統領選挙に勝ったことは一度もないと最初から主張していた)。
シシ:人々は私たちに関心を持っています。あなたは私を脅してばかりいるので率直に話しましょう。私たちには、あなたとエジプトの安全保障を損なった多くの政府当局者を非難する証拠があります。私は法廷でそのように証言し、あなたは全国民の前で裁かれるでしょう。
モルシが自分の支持者が誰であるのかを明らかにし始めると(要するにバラク・オバマとヒラリー・クリントンだったわけだが)、シシもまたモルシと彼の後ろ盾であるムスリム同胞団で構成される内閣を非難する証拠を持っていることを指摘してやり返している。最近数週間と数日の間に、この証拠の話はより広まった。エジプトの多くの政治活動家によると、オバマ政権は同胞団に対して巨額の金銭支援をしており、おそらくはオバマの弟、マリク・オバマの手に巨額の現金が渡されたと見られている。エジプト最高憲法裁判所副裁判長のタハニ・アル・ゲバリ氏は、「オバマの弟はムスリム同胞団の国際的な活動に資金を提供している主犯の1人である」と断罪している。アン・パターソン大使やグレアムとマケイン上院議員らは、モルシやエジプトの民間人に対する脅しやテロの容疑が掛けられているKhairat al-Shatterのような億万長者といった同胞団の主要なメンバーを釈放するようにエジプトに圧力をかけている。
[...]
モルシ:私を追放してムスリム同胞団が大人しくしているとでも?彼らは世界中でテロを実行する。
確かにその通りだ。「アルジャジーラ」と呼ばれているカタールのムスリム同胞団の広告塔はエジプト軍部を悪逆非道に扱い同胞団を善のように訴えるプロパガンダ・キャンペーンを24時間毎日に渡って展開している(とんでもない嘘を堂々と撒き散らすことによって)。それとは別に、同胞団とその支持者たちは特にエジプトで80の教会やキリスト教の施設、それに政府系の建物に文字通り「火を付けてまわっている」。
シシ:あなたの身がどうなってもいいのであればやってみるといい。平和に暮らしたいという人がいれば誰であれ歓迎します。そうでないというのであれば、我々はその人たちを放置しないでしょう。(先程の条件が守られるのであれば)我々は誰一人として追い出したりはしないでしょう。同胞団もエジプト人です。あなたの不快な戦争のために彼らを利用しないでください。あなたが本当に彼らを愛しているのであれば、大統領職を退いて彼らを家に帰らせてください。
モルシ:とにかく私は退くつもりはない。それに世界中の人々が私の味方だ。そして私の支持者も私を見捨てないだろう。
またもモルシは彼の支持者とは具体的に誰か、「エジプトの外の人々」すなわちオバマ政権と「私の支持者」すなわちムスリム同胞団それにエジプト内外のイスラム過激派だということを仄めかしている。
[...]
モルシ:わかったわかった、もし私が辞任すれば外国を旅行することも私を投獄しないということも約束してくれるのか?
シシ:そんなことは約束できません。あなたに判決を下すのは司法の役割です。
モルシ:わかった。君がそう言うのであれば私としては戦争を起こすしかない。どっちが最後まで生き残るか見届けようじゃないか。
シシ:勝つのは国民です。
この結果はまだ決まっていない。エジプトの運命はまだ不明瞭なままだ。はっきり分かっていることはといえば、腐敗しきったムスリム同胞団によるイスラム支配に対して立ち上がったエジプトの人々が起こした6月30日の革命をオバマ政権とムスリム同胞団、それにアルジャジーラにいたるまでが未だに貶めようとしているということだけだ。
Cynthia Farahat
ベンジャジにおけるテロ攻撃は、これまで考えられていたよりもはるかに深刻であったかもしれない。アメリカのメディアは完全に黙殺するつもりでいるが、このテロにはエジプト政府が関与していた可能性が浮上してきた。Youtubeにアップロードされたテロ攻撃の様子にはアラビア語のスピーカーにしか分からない重大な問題が収められている。テロリストのうちの幾人かはエジプトの方言を話している。
ビデオの1つには4人のアメリカ人が殺害されたのと大体同じ時刻に、携帯電話を携えた攻撃者の1人が映し出されていた。警備によって包囲されているはずの大使館周辺施設に犯罪者が侵入できたことをビデオは示し、テロリストははっきりと北部エジプトの方言で「Mahadesh, mahadesh yermi, Dr. Morsi ba`atna」と叫んでいる。これは「撃たないでくれ。撃たないでくれ。モルシ氏が私たちを送り込んだ」を意味する。
「撃たないでくれ」を「Mahadesh yermi」と言うのはエジプト人のアラビア語に特徴的で、ベンジャジに住むリビア人であれば「撃たないでくれ」は「Matermey」と言うだろう。
「モルシ氏」はもちろんエジプトの大統領モハメド・モルシを指す。モルシというのはエジプト人に特徴的であり他のどのアラブ諸国にも存在しない。
エジプトの政権とベンジャジがつながっていたのであれば、どうしてエジプト政府はエジプト人容疑者アボ・アハメドをアメリカ政府に尋問させなかったのかの説明が容易につく。
フォックス・ニュースによると、アボ・アハメドは2012年末にアルカイダの指導者アイマン・アル=ザワヒリと連絡を取り、「革命後のリビアの混乱に乗じて武器を購入し戦闘員を送り込むための拠点」をリビアに建設することを持ち掛けたという。
エジプトのメディアは政権に対してどうして攻撃の間にモルシの名前が言及されたのかについて説明を要求した。この質問は未だに回答されないままとなっており、アメリカのメディアでは言及されることさえなかった。
この事件をより大きな文脈に沿って解釈すると色々なことが分かる。ベンジャジにあるアメリカの大使館周辺施設が攻撃されていたのと丁度同じ日に、カイロのアメリカ大使館も攻撃を受けアメリカ国旗の代わりに大使館にアルカイダの旗が掲げられるという事件が発生した。アメリカ大使館から2ブロック離れた友人たちの話によると、エジプトの警備隊は攻撃の1ヶ月前に警備から引き上げられていたという。これまでに聞いたこともないような話だ。
著名なエジプト人の反体制派のワエル・アッバス氏を含む多くのエジプトの反体制団体の報道によると、カイロにあるアメリカ大使館周辺を取り囲んでいたのは抗議者でも何でもなく政府に雇われた「犯罪者のゴロツキたち」だという。
エジプトに住んでいる人であれば誰でも、少なくとも2つのチェックポイントを通過することなくアメリカ大使館がある地区に入ることができないことを知っている。そこではIDカードの提示、通行のための理由、その証明が求められる。10年以上もやっているのでそのことを私はよく知っている。
ムスリム同胞団(MB)がテロに関与していたとしても驚きではないだろう。 同胞団はテロを支援することを最大の活動の1つとしている。
同胞団の指導者はアルカイダとオサマ・ビンラディンのアメリカに対する攻撃を公然と支持している。2011年の5月に同胞団のメンバーで自由正義党の副会長であるエッサム・エル・エリアンはこのように語っている。「指導者オサマ・ビンラディンの暗殺は、アッラーの敵との戦争の終結を意味しない。彼が殺された方法は、アメリカの文明の醜い顔を明らかにする(と民間人を爆殺している首謀者が語る)」。
エル・エリアンがビン・ラディンに対する支持を公言しているにも関わらず、国務省の当局者は2012年12月に彼をアメリカで歓迎している。
(省略)
SAVE EGYPT BEFORE IT’S TOO LATE
P. David Hornik
イスラエルのエジプト大使Zvi Mazelは、エジプトはトラブルに陥っていると報告している。
一方、アブデル・ファッタ・エル・シシ大統領は野心的な経済改革を模索している。彼はスエズ運河の規模を倍増させ収入の大幅な増加をもたらそうとしている。彼はカイロの交通渋滞と大気汚染を緩和させるために、そして新たな商業と観光の拠点とするためにカイロの南に新しい首都を建設しようとしている。
彼はまた約2000マイルの高速道路を建設しようとしており、取り扱いの不備が原因で廃棄されていた(主なエジプトの主要作物である)小麦の貯蔵庫を清掃、再利用させようとしている。さらに石油、天然ガスの開発を進めようとしている。
石油と天然ガスの開発は「西側がエジプトを援助する決定を下すのであれば大幅に加速することができます」とMazelは語っている。「だがそのような事態はこれまでに起こったことはありません」とも語っている。
実際、2013年7月に当時国防相だった彼がムハンマド・モルシのムスリム同胞団政権を打倒して以降、オバマ政権と西側諸国がエジプトを冷たくあしらってきたことはよく知られている。
彼らは、その転覆が1400万人という歴史上で最大の平和的で自発的な抗議運動によって支持されていたにも関わらずそのようにあしらっている(URLは省略)。
彼らは、わずか1年の間に(奴隷制の復活を掲げて)エジプトの憲法を廃止しシャリア法を国法とすることによって混乱を招いた、急進的で無能な政権に抗議していた。
それにも関わらず「オバマが率いる西側諸国は」、シシ大統領のことを「民主的に選ばれた大統領」から権力を奪い取った軍事独裁者だと見做しているとMazelは語っている。モルシがイスラム独裁体制を作り上げようとしていた丁度その矢先に、(軍の助けがあったとはいえ)民主的な蜂起によって彼が転覆させられたということを認めたくないのだ、と。
西側に拒絶されたシシは他の国に援助を求めるしかなかった。中国は彼の新しい首都建設計画を引き受けている。さらに問題なことにエジプトはすでにロシアと巨額の武器売買契約を結んでおり、さらにロシアは250億ドルのエジプト北部の原子力発電所の建設を受注している。
エジプトが経済問題に苦しんでいなければ事態は簡単だったかもしれない。
それに加えて、彼は過激派の反西側テロリストによって攻撃を受けている。
「ムスリム同胞団はエジプトの地方のインフラを狙って小規模ではあるものの未だに攻撃を続けている」とMazelは語っている。そしてイスラム国も攻撃を繰り返している。最も壊滅的だったのは1年前のロシアの航空機の撃墜だろう。「そのせいで観光客がほとんど途絶えてしまった」とMazelは語っている。
経済が苦しみ続け、付加価値税(VAT)の増税のように幾つかの不人気な政策が実行されることになると、イスラム過激派によって利用される恐れのある政権交代の可能性が高まることになる。
「今は彼に時間を与えるべきです。今後数ヶ月間が非常に重要です」とMazelは訴えている。
イスラエルは安全保障と経済の両面ですでにエジプトを支援しているが、イスラエルが与えることができる援助はエジプト人のイスラエルとユダヤ人に対する敵意のせいで大きく制限されている。
今後数ヶ月間の展開はイスラエル大使も語っているように穏健派で建設的でもあるシシ政権の行方を左右することになるだろう。
トランプ大統領は9月に国連で会った時、彼のことをすでに称賛している。これは「シシとオバマの間の冷たい関係が終わりを告げてアメリカとエジプトの新しい親密な同盟の始まり」を示唆している。
実際、エジプトのメディアはトランプの勝利を歓迎した。短命ではあるが憎悪されていたモルシ政権を支援していたオバマに対する広範な怒りを反映している。
エジプトが模範的な国に生まれ変わったとか西側の民主主義に目覚めたとかそういうことではもちろんない。前述したようにイスラエルとユダヤ人に対する憎しみは平和条約が締結されて数十年も経っているというのに未だに広範に見られる。キリスト教徒に対する攻撃も続けられている。シシのムスリム同胞団と他の過激派勢力に対する取り締まりは西側が求めている基準をほとんど満たしていない。
だが現実的に考えると、西側との連携を模索していてイスラエルに対しても攻撃的な姿勢を見せておらず少なくともイスラム過激派を抑制することを望んでいるシシ政権は他の選択肢よりも遥かにましな存在だろう。
シシを支援することは、まともな政策への回帰を意味する。
以下、アメリカ人のコメント
El Cid • 7 months ago
トランプ大統領が就任初日で起こした最も重要な外交政策の動きの1つだ。シシはアラブ世界の中で残っている世俗派で最も強力な人間の1人だ。
国内政策で最も重要な動きは何か?アメリカ政府からムスリム同胞団のメンバーを追放したことだ。
aj nitzberg Guest • 7 months ago
オバマに感謝しよう。彼の非倫理的で破滅的な政策が効果を表し始めたことに。これは、数え切れないほどにあるうちの1つでしかないのだが、ヒラリー・クリントン政権がアメリカの終わりの始まりになっていたであろう理由の1つでもある。
Peter Lounsbury • 7 months ago
オバマの8年間が私たちに与えた損害を把握するにはもうしばらくどころか後数年は掛かるだろう。トランプ大統領がオバマが大統領だった時に秘密裏に行っていたことをすべて明らかにするまでは、(損害の)手掛かりを知ることさえできないだろう。
gstarr10 • 7 months ago
Abdel Fattah el-Sisi大統領はオバマの時代をも生き残った。トランプ時代には何らの障壁も残されてはいないだろう。
aj nitzberg gstarr10 • 7 months ago
オバマ時代を生き残るとはすごいことだ。
aemoreira1981 • 7 months ago
この記事の筆者はどうして西側がエジプトを冷たくあしらったのかその理由を知りたいようだ。それは、彼が西側を追い出してロシアと手を組んだからではないのか(もし彼がロシアと手を組んでいなければ、スエズ運河を通してカタールが天然ガスを送ることができたためシリアでの戦争は起こらなかっただろう)?トランプはエジプトに対して有利な提案をしたいと欲しているようだ。だがそれはアメリカの半分、つまり我々からの反対を受けるだろう。
Fromafar aemoreira1981 • 7 months ago
エジプトがアメリカを追い出してロシアと手を組んだ?解釈が逆だ。オバマが彼を冷たくあしらったせいでエジプトはロシアを頼りとせざるを得なくなった。オバマの外交政策の失敗だ。
doucyet Richard • 7 months ago
このaemoreria1981という人間は多くの保守派のサイトを荒らし回っている愚か者だ。彼は自分が投稿したものを1つも説明することができなかった。それこそが彼がそうしている理由だろう。
nightspore aemoreira1981 • 7 months ago
このエジプト/シリアのナンセンスは一体何なんだ?エジプトを支援することはイランを抑止する意味があるというのに(君の理解不能な発言をどうして相手しているのか自分でも訳が分からないよ)。
NfldCelt • 7 months ago
ヒラリーが当選しなくて本当に良かった!トランプ政権がエジプトにどのように対処するのかまだ不明だが、ヒラリーがオバマ路線を継承するということだけは非常にはっきりとしていた。トルコがすでにそうなろうとしているようにエジプトがイスラム過激派によって乗っ取られること、それは非常に悪い事態だっただろう。
Raymond Ibrahim
エジプトの最高憲法裁判所のタハニ・アル・ゲバリ副裁判長は先週生放送のテレビ番組に出演し、エジプトに対して展開されたすべての陰謀が露呈される時が近づいていると語った。オバマ政権がどうしてあれほどまでにムスリム同胞団を援助していたのかを説明する陰謀のことだ。
彼女は、エジプトの諜報機関が保有しているという「文書と証拠」に言及し、「それらが公開される時が近づいている」と語った。それらの文書には国際的な団体とムスリム同胞団との巨額の金銭的やり取りが記録されていると説明し、「オバマの弟がムスリム同胞団の国際的な活動の資金を調達していた主犯の1人だ」と発言している。
あまりにも混乱した司会者が彼女を止め、先程言ったばかりのことをもう一度繰り返し言って欲しいと彼女に願い出る程だった。彼女は完全な自信を持って繰り返し、「必要であれば、このことを国民に知らせなければなりません」と付け加えた。オバマのムスリム同胞団に対する援助はすべてが完全に裏目に出て、アメリカと同胞団との関係がエジプトの当局によって暴かれているという有様だ。
彼女はオバマの親類のうちの誰が犯人であったのか具体的な言及を避けていたが、それは同胞団やスーダンでジェノサイドを行っているテロリストOmar al-Bashirと密接につながっているアフリカのNGOを運営しているマリク・オバマであったことが明らかとなった。
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