財政政策の長期的な効果が負であることは昔から言及されてきた。この論文はそれが具体的にどのぐらいなのかを定量化したものだ。筆者は短期の乗数のみを見ることはミスリーディングだと指摘する。いずれは債務を返済しなければならずその際に経済を低迷させるからだ。
40年かけて債務を返済すると仮定。
その結果。
試算に用いられたパラメーターは経済の長期的な動きとよく一致するものだと筆者たちは指摘している。短期でも1に届くかどうかだが、40年に渡って負の効果が続き最終的には例えば1ドルの支出に対して(累積で)5.8ドルの損失になるという。
参考
・Some fiscal calculus
http://economics.uchicago.edu/money_banking_papers/Uhlig_SomeFiscalCalculus_AEA_v03.pdf
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