by Marian F. MacDorman T.J. Mathews
In 2005, the United States ranked 30th in infant mortality.
最新の乳幼児死亡率が利用できる2005の統計ではアメリカの乳幼児死亡率は30番目だった。
1960の12番目から1990に23番目に2004に29番目に2005に30番目になった。2000から2005の間はほとんど変化がない。
2005には22の国が生産児(せいざんじ)1000人あたり5.0人を下回っていた。乳幼児死亡率が低かったのはスカンディナビア諸国と東アジアだった。
Differences in the reporting of live births between countries can have an impact on international comparisons of infant mortality.
アメリカと欧州の19ヶ国のうち14ヶ国ではすべての生産児は生誕時の体重、妊娠期間に関わらず報告される義務がある。妊娠期間の12週目以前に生産児は存在しないのでノルウェーの基準は報告義務がある国と実質的には同じだ。
多くの国に報告義務があるとはいっても、それらの国には出生登録要求への制限があるため乳幼児死亡率の比較に影響を与える恐れがある。特に非常に小さい乳児が出産のすぐ後に死亡したケースが乳幼児死亡の計算から除かれている場合には。さらに正確な妊娠期間がおそらくは常に明らかでないだろうことから報告義務の下限近くでは出生登録が不完全な恐れがある。
国毎の出生登録の顕著な違いに加えて非常に小さい乳幼児の死亡の報告に関する病院間の違いがある。
このような理由により妊娠22週以下の生産と乳幼児死亡はこの調査の以下の分析からは除いてある。
The U.S. infant mortality rate was still higher than for most European countries when births at less than 22 weeks of gestation were excluded.
上記の理由により22週以下の生産を取り除いた場合、アメリカの乳幼児死亡率は6.8から5.8に下がる。
アメリカの乳幼児死亡率はスウェーデンやノルウェーと比べてまだ高いがハンガリー、ポーランド、スロバキアより低くなる。
The United States compares favorably with European countries in infant mortality rates for preterm, but not for term infants.
乳幼児死亡率を二つの主要な部分に分割することが出来る。妊娠期間固有の乳幼児死亡率(任意の妊娠期間での乳幼児の死亡率)と妊娠期間による出生の分布だ。
アメリカと欧州で(というよりどこでも)、乳幼児死亡率は妊娠22-23週で最も高く妊娠期間が長くなるにつれて急激に下落する。22-23週で生まれた乳幼児の大多数は出生後1年以内に死亡する。
24-27週で生まれた乳幼児の死亡率はアメリカの方が欧州より低い。28-31週で生まれた乳幼児ではアメリカの方が数カ国を除いて低い。32-36週でも同様だ。だが37週以上ではアメリカの方が高い。
The percentage of births that were born preterm was much higher in the
United States than in Europe.
2004ではアメリカの出生のうち12.4%が早産だった(妊娠期間22週以下は除いてある)。アイルランドで5.5%、スウェーデンとフランスで6.3%、イングランドとウェールズで7.4%だった。アメリカでは8人のうち1人が早産である一方アイルランドとフィンランドではわずか18人のうち1人が早産だった。
表2の21の国の中でアメリカの早産の割合はイングランドとウェールズより65%高くアイルランド、フィンランド、ギリシャの2倍以上だった。
早産の死亡のリスクは高いために早産の割合が高い国の乳幼児死亡率は高くなる傾向がある。
Much of the high infant mortality rate in the United States is due to the high percentage of preterm births.
2004ではアメリカの乳幼児死亡率は5.8でスウェーデンの3.0の2倍近くだった。
ここではアメリカの妊娠期間固有の乳幼児死亡率をスウェーデンの妊娠期間による出生の分布にあてはめてみた。もしアメリカの妊娠期間による出生の分布がスウェーデンのものと同一であったらアメリカの乳幼児死亡率は5.8から3.9になっていただろう。
追記 早産の割合は黒人の間で高いことがよく知られている(10代での妊娠、出産が多いため)。この要因と事件、事故の要因だけで人種間の平均寿命の差といわれているもののかなりの部分が説明できてしまう。
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