2017年11月11日土曜日

南アフリカはリベラルの言うことを聞いたせいで崩壊したのか?

The End of South Africa

by JOSH GELERNTER

南アフリカの状況は非常に悪くなっている。国際社会からの非難を浴び続けたアパルトヘイトが1994年に終了した時には南アフリカの未来は明るいように思われていた。その8年後の2002年ではすでに、南アフリカ人の60%はアパルトヘイトの下での方が生活は良かったと答えている。とても信じられない回答だ。だがそれが2002年時点での状況が以下に悪くなっていたかを知らせるもので、現在ではさらに悪くなっている。

アパルトヘイトが終了した時の南アフリカの平均寿命はトルコやロシアと等しい64歳だった。今では56歳にまで低下している。これはソマリアと同じぐらいだ。10万人あたり132.4件の性的暴行事件が発生している。他の国を突き放して最も多い。2番目に多いボツワナは10万あたり93件で、3番目に多いスウェーデンは10万人あたり64件だ。32件を超えている国は他にない。

南アフリカの活動家Ilana Mercerはアパルトヘイトが終了する前に家族とともにイスラエルへと引っ越した。彼女の父親はアパルトヘイトを痛烈に批判していたことで当局から迫害を受けていたこともある。World Net Dailyに寄稿した記事で(アパルトヘイトに対する批判を加えながらも)その彼女が、「アパルトヘイトが敷かれた約40年の間に拘留によって亡くなった囚人の人数すべてを合わせたよりも現在の政権によって1週間のうちに殺害される人数の方が多くなっている」と語っている。南アフリカの政府は10万人あたりの殺人件数が31件だと主張している。1日あたりに換算すると50件だ。それだけでもルワンダやメキシコ、スーダンを上回り殺人事件の多さで南アフリカは世界で10番目に位置している。これは南アフリカ政府が主張している数字を用いての話だ。他の団体はその2倍以上だと主張している。南アフリカ政府の言うことを信用しないというのは分のいい賭けだ。アパルトヘイトが終了して以降南アフリカを統治しているAfrican National Congressは恐ろしいまでの腐敗で知られている。

事実上の一党独裁体制の下では民族間の融和は促進されないだろう。失業率は25%を超えている。そのような状況だというのにズマ大統領は24億円の公金を堂々と着服したばかりか自宅にプールと映画シアターを建設してさえいる。その話が発覚した直後だというのに2期目の大統領として彼が選ばれている(任期は5年間)。アパルトヘイト撤廃の柱だったLeon Louwはその事件のことを「国家の崩壊の象徴的な事例だ。政府はすべてにおいて失敗している。すべての政府の機能が麻痺している」と語っている。

彼は「多くの人はそもそも犯罪を報告しなくなっている」と付け加えている。

南アフリカは戦場以外では最も危険な場所のように思われる。もっと心配なことは実際に戦場になる恐れがあるということだ。Genocide Watchは「南アフリカは8段階あるプレ・ジェノサイド状態の6段階目に位置している」と表現している。

無政府状態へと向かっていく中で、人々は誰にこの事態の責任があるのかを知りたがっている。2010年にJulius MalemaというANCの党員が反アパルトヘイト時代に歌われていた歌を人々に思い起こさせた。その歌詞は、前述のGenocide Watchによるとジェノサイドを呼び掛けている。「Shoot the Boer, shoot, shoot.」、「Boer」とはアフリカーンス語で「農民」を指す。ようするに「南アフリカの白人」を指す。MalemaはANCから追放されヘイト・スピーチの有罪判決を受けた。それ以降彼はEconomic Freedom Fightersという対立政党を組織し、現在では内閣で3番目に大きいほど勢力を拡大している。彼が有罪判決を受けた7ヶ月後に、ズマ自身がジェノサイドの歌を公衆の面前で歌っている。彼は大衆の前でこのように歌い呼び掛けた。「(南アフリカの)白人をマシンガンで撃ち殺せ。白人はこの国から逃げていくだろう。白人を撃ち殺せ。彼らはこの国から逃げていくだろう」。YouTubeにその時のビデオが流れている。南アフリカの大統領は、巨大なスタジアムに押し寄せた数万という民衆の前で10%に相当する自国民に対して虐殺を呼び掛けた。聴衆の中には、軍服を纏った軍人までもがダンスを踊っていた。

Genocide Watchによると、(南アフリカの)白人に対する殺人率は(すでに高い)南アフリカ平均よりも4倍以上高い。さらに、その殺人率はズマがジェノサイドを呼び掛けて以降毎月上昇している。そしてその数字も今では知ることができなくなってしまった。人種毎の殺人率を発表することを止めるように警察が命令したためだ。警察は白人の自衛団から武器を奪い解体させた。相互の安全を保証していた組織を。その結果として、「彼らの家族は殺害、性的暴行、身体の切断、拷問などにさらされ続けている」と前述の団体は語っている。その一方で、『ANCの政府高官たちは白人のことを「移住者」と呼び続けている』。

南アフリカの白人はその地に350年以上も前から住み続けている。時間の長さは関係ないというのであれば、現在南アフリカに住み着いているバントゥー部族も先に住んでいたコイサン部族を追い出してそこに住んでいる。バントゥー部族が最初に南アフリカに現れたのは、考古学上の記録によると白人が南アフリカに到着する400年前のように思われる。長い時間かもしれない、だが悠久の時というわけでもない。

(感想)イスラエルの未来に思えてならない…

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