スコット・サムナーを簡単に紹介すると、
・名目GDPターゲットの熱烈な支持者
・穏健なリバタリアンと自称している
・穏健なサプライサイダーとも自称している
・悪い記事を書くことがほとんどだがたまに良い記事を書くこともある(良いサムナー、悪いサムナーと呼ばれている)
・金融緩和の尺度として金利は妥当ではないので名目GDP(予測)市場を創設してそれをターゲットにするべきと主張している
・市場の反応(特に株価)を重視するので自分たちのことをマーケットマネタリストと呼んでいる
・都合の悪い批判には(あまり)耳を貸さない(これでもまだましな方と言えるが)
・経済学の理解が初歩レベルで間違っていることが結構ある(本人も認めている)
・トランプ大統領の当選後の株価上昇をどう思うかと(これまでの主張とは矛盾するのではないかと)尋ねられてもはぐらかし続けている
・大抵のことで、自分は正しかったと強硬に主張する
It's a crazy world out there
Scott Sumner
トランプ大統領の外交政策が危険だと憂慮しているのかと尋ねられた場合には、湾岸戦争の時の例を挙げるようにしている。アメリカはイラクとクウェートとの「国境問題」に関してサダムに曖昧なメッセージを送ってしまった。サダムはそれをゴー・サインだと誤って解釈した。アメリカはこの問題に関心を持っていないらしいと考えた。だが彼は誤りだった。アメリカは関心を持っていた。サダムは捉えられイラク人の手によって処刑された。その間にサダムによって大勢の人が殺害された。振り返ってみると初めから私たちの意図をはっきりさせておいたほうが良かったように思われる。
更新:イラク攻撃と書いていたが湾岸戦争のことを言っていたつもりだった。酩酊状態にある時にブログを書いている時にはよくあることだ。
トランプ政権はアサドを政権に残すかはシリアの人たちの手に委ねると示唆した。アサドはそれをアメリカがシリアに関心を持っていない証だと受け取った。よって彼は市民に対して毒ガス攻撃を躊躇なく決行した(*無茶苦茶な論理)。だがブッシュ大統領がクウェートを気に掛けていたようにトランプ大統領もアサドが殺害した子どもたちのことを気に掛けていた(子どもたちが殺害される前に彼がそのことを伝えていなかったのは残念なことだ)。彼はレッドラインが幾度も超えられたと語った。この結末がどうなるのかは分からない。だが私たちは外交政策における曖昧さのコストを学習している。曖昧さは誤解を生む。トランプ大統領の友人であるプーチンはアサドの子どもたちの殺害をロジスティックス面から支援している(*トランプ大統領がプーチンを支持しているという話はとっくの昔に否定されている)。従ってアメリカの介入は、意図してのものではないだろうが、ロシアとの間に対立を生み出すだろう(この批判はオバマの「レッドライン」発言にも同様に適用される)。
1月頃に、彼がフリンやバノンのような人たちを国家安全保障局に入局させていることは非常に危険だと指摘した。彼らが外されたことを知って今日はとてもうれしい。そしてトランプ大統領がアサドに関して私が正しかったと認めたこともとてもうれしい(*どこが?)。そして私のブログのトランプ支持者の熱心なコメント者たちが間違っていたことも。だが彼のような無知な人間を大統領にしておくことは危険だと私は今でも思っている(*オバマは8年間でもOK)。基本的には、私たちは専門家たちがトランプ大統領が大きな失敗を犯すのを防いでくれるとこれからも期待するだろう(*それを指摘していたのは支持者たちで、トランプは独裁者でイエスマンばかりをまわりに固めて絶対に人の言うことに耳を傾けるはずがない、だから支持者たちの言うことは間違いだと言い続けていたのは誰だったのか…)。恐らくはそうなのだろう。だがそうであれば最初からそのような指導を必要としない誰かを好むだろう(*本当にサムナーが言うようにトランプが狂人であったのであればまともな専門家が選ばれるはずはないのにそうではなかったということ。矛盾だらけ)。
(極右)Benjamin Cole
良い記事だった。でも1つ間違いがある。
最初の湾岸戦争はイラクのクウェート侵攻に対する対応だった。ブッシュ大統領はクウェートを立て直した。
2003年のイラク攻撃は、サダム・フセインが9.11に関わっていたこと大量破壊兵器を保有していたことを理由に行われた。どちらも事実ではなかった(典型的な馬鹿極右)。
驚いた。ウォーターゲート事件を上回るスーザン・ライスの大スキャンダルやトランプ陣営へのスパイ活動に関するコメントが1つもないなんて。
Christian List
アサドが毒ガス兵器を使用することは「不可能」なはずなんじゃなかったのか?オバマがプーチンやアサドと「秘密の取引」を交わしたはずなんだから、覚えてるか?毒ガス兵器はすべて破棄されたはずだ、覚えてるか?サムナー、君はそれらの凄まじく愚かな取引を歓迎していた、覚えてるか?イランとの取引と同じぐらい愚かしかった、覚えてるか?シリアは毒ガス兵器を持っていないはずでイランは原子爆弾を製造していないはずだった、覚えてるか?それらはすべて君やメディアが熱狂的に支持していたオバマの交わした取引だった、覚えてるか?君の頭の中はどうなっているんだ?記憶喪失?君の病気が治る手助けをしてあげようか?
ssumner
私はその当時オバマを批判している(*同じぐらいオバマを批判していた→大嘘、トランプが登場して以降→毎日のように狂ったように罵詈雑言の嵐)。私の考えを君が誤解していたからといって謝る必要はない(数日前だったか?)もう一度繰り返すつもりか?情けない。
(極右)E. Harding
ドラッグをやっている?
テイラー・コーエンはひどく過大評価されている。毒ガス兵器の話は疑わしい。もっと調査を要求する。シリア軍は2013年の8月に毒ガス兵器を使用したと報告されている。だがそれらはとっくの昔に取り除かれたはずだ。どちらにしてもアメリカはもっとイエメンに注意を向けるべきだ。イエメンの動向の方がシリア政府の動向よりも遥かに重要だからだ(それにシリアの毒ガス兵器に関する証拠は説得的だとは思わない。この事件はアルカイダが支配している地域で起こった)←ブッシュ大統領が正しかったってことでは?
(極右)Ray Lopez
第一に、毒ガス兵器は戦場での使用に向かない。第二に、シリアでは毒ガス兵器よりも通常兵器によってより多くの子どもたちが殺害されている。第三に、トランプ大統領はオバマとは違うことを言って政治的ポイントを挙げようとしている。第四に、意図を明確にすることは平和を保証しない。イギリスとフランスはポーランドと1939年の3月に軍事協定を結んだがドイツの侵攻を1年さえも防げなかった。最後にサムナー、君はブログを書いてる最中に酷い酩酊状態なんだって?君は重機の操縦を酩酊状態の人間に任せるのか?だったらどうして君の言うことが信用できるっていうんだ?酩酊状態にある人間はドラッグの影響でおかしくなっているとは思わないのか?こんな人間に連邦準備銀行の次期議長を任せたいと私たちは思っていたのか?多分そうなのだろう。逆に彼のような人間でなければインフレ期待を上昇させるために「credibly irresponsible(無責任なことに責任を持つ)」にコミットすることなどできないんだろう。
ところで、サムナーはまたいつものように嘘をついていた。
https://www.google.com/search?q=site%3Athemoneyillusion.com+syria&rls=com.microsoft%3Aen-US%3AIE-Address&biw=1304&bih=683&source=lnt&tbs=cdr%3A1%2Ccd_min%3A2013%2Ccd_max%3A2013&tbm=#tbs=cdr:1,cd_min:2013,cd_max:2013&q=site:themoneyillusion.com+Syria&*&spf=597
ドラッグはもういい加減にしてくれ。
E. Harding
いつもはレイの言うことに反対なんだが今回だけは同意できる。
Major-Freedom
他の多くの社会主義者たちと同じくサムナーはダブル・スタンダードだ。
連邦準備の存在を批判する人たちには彼らはそれに代わる代案を持っておらず反実用主義だと言い批判する。
だがトランプ大統領を批判する時には、彼は代案を示さない。
アレッポの場所を知らなかったJohnsonやこれ以上腐敗している人間を思いつかないClintonは選挙で敗北しているので大統領になれない。
Major-Freedom
「私はその当時オバマを批判していた」
左翼がこのようなことを言う時の99.99%は実際にはオバマを批判などまったくしていない。自分のバイアスを隠したいがために言っているだけだ。
私は嘘なんかついていない。コメントする前に君のブログで検索を行っている。私は君のブログでよく検索を行っている。君の記事の80%ぐらいは良いものだと信じているからだ(少なくとも君が経済に関して語っている時には)。
Major-Freedom
シリアの「毒ガス兵器」攻撃の背後にいたのはシリア軍が虐殺を行ったとの偽の情報を流して偽の人道支援活動を行っていたアルカイダの宣伝活動部隊だ(というフェイクニュースが極右の間では人気なのかもしれない。それが本当であれば(別に本当ではなくても)ブッシュ大統領が正しかったことの証明になってしまうということまでは頭がまわらないのだった)。
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