PAUL KUPIEC
George Baileyが「It's a Wonderful Life」でMr. Potterとやり合うはるか前から大衆は巨大金融機関の経営責任者の給与を非難してきた。銀行経営者の給与は悪者にされてきたし銀行家の給与に関する印象は歪められてきた。
Office of the Comptroller of the Currency (OCC)、Federal Deposit Insurance Corp. (FDIC)、Consumer Financial Protection Bureau (CFPB)の2012の平均報酬は1900万円を超えている。連邦準備の職員に至ってはこれをさらに凌ぐだろう。だが連邦準備は給料データの公開を拒否している。
これらの機関の仕事には特別なスキルが必要とされると思うかもしれない。そうではない。OCCでは秘書が平均で791万8200円の報酬を得ている。FDICの運転手は821万3000円を稼いでいる。CFPBの訓練士に至っては1107万5900円を得ている。
平均で見たのでは全体像が見えてこない。2012にはFDICとCFPBの職員の68%とOCCの職員の66%が1000万円以上を稼いでいた。CFPBとOCCの職員の19%が1800万円以上を稼いでいた。OCCでは労働者の10.5%が2000万円以上でFDICでは9.3%だ。
これらの機関で500万円以下だったのは7%以下でしかない。言い換えるとこれらの機関の従業員の93%は平均的な銀行家よりも稼いでいる。
これらの機関の給与がこれほどまでに高騰したのは1980年代のS&L危機にまで遡る。この危機は規制当局が経験のある監督官を集めて保持することが出来なかったことが原因の一つとされた。1989のFinancial Institutions Reform, Recovery, and Enforcement Actにより銀行の規制当局はOffice of Personnel Managementの承認なしに自分達で報酬を決めることが出来るようになった。
給料プレミアムは埋めるのが簡単な雇用で特に大きかった。この問題はDodd-Frank法の下でより深刻になる。(連邦準備を除いた)すべての銀行規制当局の労働組合が報酬を交渉することを今では許可されているからだ。
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