2016年1月18日月曜日

(金融)規制は大きく緩和されたと故意に偽り続けていた馬鹿な経済学者に大量の人が騙された?Part9

NY Times Columnist: Glass-Steagall Wouldn't Have Prevented the JPMorgan Loss or the Financial Crisis

Matt Welch

ニューヨーク・タイムズ紙の「Dealbook」のコラムニストAndrew Ross Sorkinがリベラル派にとっては神聖にして犯してはならない思想に大穴を開けた。

「グラス・スティーガル法に纏わるミーム(文化的遺伝因子)が作られあまりにも繰り返し唱えられたので以下の内容がほとんど通説かのように信じられるようになってしまった。グラス・スティーガル法を廃止したせいで2008年の金融危機が発生したというものだ。その思想は過激化しほとんど宗教のようになってしまったのでグラス・スティーガル法が再び復活すれば次回の金融危機は避けることが出来ると信者たちは信じるまでに至っている」

「そんな都合のいい話があるはずもない。グラス・スティーガル法の廃止は金融危機の必須条件のように語られるようになったが、それは単なる歴史の捏造にすぎない」

「グラス・スティーガル法は前回の金融危機を防がなかっただろう。恐らく最近のJPモルガンの2000億円の取引による損失も防がなかったに違いない。その損失は投資銀行の部門でではなく商業銀行の部門で起こった」

「金融危機での最初の引き金はベア・スターンズ証券だった。商業銀行とは何の関わりもない投資銀行だ。グラス・スティーガル法は無関係だった。その次はリーマン・ブラザーズ証券だった。これもまた商業銀行とは何の関わりもない投資銀行でそれ故どちらにしてもグラス・スティーガル法の対象外だった。これらの次はメリルリンチ証券だった。これまたグラス・スティーガル法とは関係のない投資銀行だった」

「その次は保険会社のAIGでこれまたグラス・スティーガル法とは関係がなかった。ファニー・メイとフレディ・マックも加えるべきだろう。これらも同様にグラス・スティーガル法とは関係がない」。

元記事へのリンクはこちらだ。このコラムで私が気に入った部分はSorkinが当時民主党の上院議員になろうとしていたエリザベス・ウォーレンにグラス・スティーガル法の再制定は彼女が批判するものを何一つ妨げることはないということを渋々認めさせている所だ。彼女はそれ以降もその真逆の主張を繰り返しているにも関わらず。

「私との私的な会話で、彼女は金融危機を防がないにも関わらずグラス・スティーガル法の再制定を強行するのは何故なのか、その理由を語ったことがある。その理由とはそれが大衆にとって理解しやすいから、だそうで「矢面に立つことなく大衆の注目を集めることが出来るから」と語った」

「彼女はグラス・スティーガル法は単なるシンボルに過ぎないと付け加えた」。

我々が必要としていないものが、まさにそのシンボリックな政治だ。

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