2016年3月19日土曜日

恐怖の規制guaranteed issueとcommunity ratingとは何か?

How to Create a Competitive Insurance Market

Devon M. Herrick

John Shadegg (R-Ariz.)議員はHealth Care Choice Act (H.R. 2355)を提案した。これは(医療)保険会社がある州で販売していた医療保険を他の州の住人にも販売することを認めるものだ。これにより個人保険へのアクセスは増加すると予想される。Jim DeMint (R-S.C.)も第114回上院議会で同様の法案を提出した。もし実行されればその法案はより競争的で全米規模の医療保険市場を創出するだろう。

多くのアメリカ人は雇用主の提供する医療保険に加入している。だが1700万人ほどが州が規制する個人保険市場で自分自身で保険を購入している。4600万人が1年のうち僅かな期間保険に加入していない。費用の高さが個人市場で保険を購入する際の妨げとある程度なっている。従って、価格が低下すれば潜在的に多くの人に影響を与えるだろう。

The Cost of Health Insurance Varies Widely.

個人保険の価格は州間で大きく異なる。Commonwealth Fundとe-HealthInsurance.comは規制の異なる7つの州の保険の価格を比較した。保険のカバーする範囲はほぼ同じで免責額(保険がカバーする前に各個人が支払う金額、500ドルとすると保険加入者は医療費が幾ら掛かっても500ドル以上払わなくて良い)は(1ドル=100円として)5万円としている。図1が示すように、

(モデルとする)25歳男性はケンタッキー州では(今回はいつものように1ドル=100円ではそろそろ現在の為替レートと開きが出てきたのもあるので1ドル=120円とする)年間8万円で保険を購入できる(カバー範囲も同じ)。その保険はニュージャージー州では49万円するだろう。


カンザス州の同様の保険は12万円で購入可能で、ニューヨーク州では43万円だ。

アイオワ州では14万円、ワシントン州では22万円、マサチューセッツ州では33万円だ。

保険料の差は医療の費用の差ではなくほとんどが州の規制の違いによるものだ。

Many State Markets Are Not Competitive.

競争的な市場では生産者は費用を低下させそして消費者の需要を満たすような商品を提供しようとする。だがアメリカは個人保険で全米規模の競争的な市場を持っていない。各州の企業はMcCarran-Ferguson Act (1945)により州間の競争から守られている。この法律は各州に州の境界内で医療保険を規制する権限を与えたものだ(多くの従業員を抱える雇用主はこれらの州の規制の対象外となっている)。従って、50の異なる州の規制が存在することになる。そしてある州でライセンスを受けた保険会社が他の州の市場に参入する際の費用は高い場合が多い。結果として消費者は限られた選択肢しか与えられていない。多くの地域では個人市場では1種類の保険しか購入可能でない場合がある。よって消費者は価格の吊り上げられた保険を購入するように迫られるか個人保険の購入を完全に見送ることがある。

Lack of Competition Drives Expensive Mandates.

各州の保険市場は州間の競争から隔離されているので規制当局は保険会社に保険料を引き上げるようなサービスまでもカバーするように強要することが出来る。例えば4分の1の州が鍼治療や結婚相談をカバーすることを義務付けている。半分以上の州がソーシャルワーカーをカバーすることを義務付けていて60%が避妊用具をカバーすることを義務付けている。7つの州がかつらをカバーすることを義務付けていて9つの州が補聴器を義務付けている。

この推進者は義務付けの費用は小さいと主張する。だがこれらは積み重なっていく。Council for Affordable Health Insuranceによると、1843の州の義務付けがある。これらの義務付けは保険非加入者の4分の1を市場から追い出しているとの試算がある。

保険の費用を押し上げている他の2つの規制がギャランティド・イシューとコミュニティ・レイティングだ。

ギャランティド・イシューとは保険を提供しているすべての保険会社が健康状態に関わらずすべての応募者に保険を提供しなければならないことを意味する。まるで消費者を保護しているかのように聞こえるものの実際には保険料を押し上げることにより消費者に害を与えている。保険会社が応募者全てに保険を提供するように強制された場合、彼らは損失に対して保険料を引き上げる。結果としてほとんどの人にとって保険の価値が低下し、人々は病気になってから初めて保険を購入するようになりそれまで購入を待つようになる。その結果ビジネスとして成り立たなくなり、保険会社は市場を離れそれにより競争が少なくなるので保険料も上昇する。この現象はこの規制を導入しているすべての州で起こっている。

コミュニティ・レイティングとは保険会社が個々人の健康状態に合わせて保険料を調整することを出来なくさせることを意味する。この規制により保険料が各人で同一になるが、一方で健康な人の保険料が上昇し病気の人の保険料が低下する。それ故、大多数の人にとっては保険料が上昇することになる。図1が示すように、25歳男性の保険料がニュージャージー州でケンタッキー州の6倍高いのは大部分がこのコミュニティ・レイティングによる。費用の高さにより若く健康な個人は保険市場から離れリスクプールに健康的でない人の割合が高まる。これは保険料をさらに押し上げ保険に魅力を感じる人の割合がより少なくなる。

Reforms Are Needed.

Health Care Choice Actは消費者にインターネット上でまたは電話上や地域の販売代理店で個人保険を購入することを可能とさせる。どの州の住人であってもすべての保険から自由に選択できる。保険はその保険会社が拠点としている州によって規制される。従って消費者が鍼治療や不妊治療やかつらなどもカバーする高額の「キャデラック」医療保険を必要としないならばそれらを義務付けていない州の保険会社から購入することが出来る。消費者は予算に適した保険を見つけることが出来るようになるだろう。それによりより多くの人が手頃な保険にアクセスできるようになる。

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