2016年5月5日木曜日

イラク攻撃に反対する理由は存在していなかった?

Not an illegal war (Normblog)

Jeff Weintraub

イラク攻撃の反対者の多く(コフィ・アナンを含む)はまるでそれが明白で確立された事実であるかのようにこの戦いが「不法」であるとのマントラを唱え続けている(本当にこの人、国連の事務総長だったのか?)。その真逆に、その主張は明らかに間違いであることが確認できる(または最も寛容で広い心の受け取り方をするとすれば、その主張は非常に不明確で自明からは程遠いということができる)。

一からすべてをまた説明しなおすのは骨が折れる。だが幾つかの(すべてからは程遠いが)理由はMatthew Yglesiasの説明に触れられている。The American Prospectというゴミ雑誌に記事を書いていることからも分かるように彼は極左だ。彼はブッシュ政権に対して敵意を剥き出しにしている。その彼が法律上は問題ないと議論していることからも問題の深刻さが窺われる。

イラク攻撃(そしてブッシュ大統領に)の他の反対者に対する彼の助言は、飽きもせず法律上の立場から戦争に反対するのはただ単に間違っているというだけではなく政治的にも間違った方向に向かっているということだ。だがこれらのことは、イラク攻撃の法律上の正当性に関する彼のここでの議論がそれ自体の説明として正しく説得的であるという事実に比べれば2次的なものだ。

ほとんどの人たちはイラク攻撃に反対する最大にして根源的な理由はそれが国際法に違反しているからだと語っている。それは、国連の安全保障理事会による承認をはっきりとは得ていないということを意味する。これは論理的には一貫した立場だ。だが間違っているしあるケースではまずい立場でもある。しかもそれらの人たちの何人かはイラク攻撃の不法性とされているものがそもそも国連の安全保障理事会で政府が反対票を投じる確固たる理由だとも議論している(または自分でも気が付かない暗黙の裡に仮定している)。これはまったく意味をなさない。Yglesiasは議論を以下のように締めくくっている。

「2回目の決議案に投票することを拒絶した国は判事としての能力が著しく欠如している。国際法の解釈者としては失格だが、政治屋としてはうまく行動した。国連の安全保障理事会は法廷ではなく政策決議の場ではあるのでそれ自体は間違ったところはない。だが論争は法律上の問題ではなく政策に対して行われなければならない」

イラク攻撃をどのように考えるにしても、それに反対した国の政府が安全保障理事会の場で「より良い政策を提示した」という彼の主張はまったくの嘘だ。彼らはそのようなことはしていない。それらの国がやっていたことは腹黒い謀略と無責任な議事妨害がすべてで建設的な提案など一つも行っていない。だが彼の認知能力のこの致命的な欠落という問題はおいておくとしても、Yglesiasはこれが「政策上の論争」で「法律上の問題ではない」と主張していることは正しい。

もしフランス、ロシア、中国、ドイツの政府が彼らが求める基準でイラク攻撃を正当なものにしたいのであれば(国連の安全保障理事会の下での承認)、彼らがしなければならないことのすべては会議の下でただ賛成票を投じることだけだ(それを拒んでいることにより、彼らは圧倒的大多数の下で可決された国連の安全保障決議1441に完全に違反していることになる)。イラク攻撃に対する「法律上の」反対というのは嘘だ。彼らの真の狙いは他にある。

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