2016年5月5日木曜日

ユダヤ陰謀論はロシアによって生み出された?Part3

Academic Hate Propaganda

Gerhard Falk

1903に、ロシアの聖職者は巨大なユダヤの陰謀がスイスのバーゼルで行われているという内容の本を書いた。その本、シオンの議定書、と呼ばれる本は世界を影から支配するための初めての「賢人会議」が1897に開かれたと主張している。この偽造文書は古くからある反ユダヤ主義の誹謗中傷の一種で、ヒトラーの時代に、最終的にアウシュビッツという悲劇を生み出す結果になってしまった。

アウシュビッツ以前に、ヘンリー・フォードはこのロシアの人種差別文書を英語に翻訳した。彼はこの人種憎悪をこの国と他の英語圏の国にばらまいた。他の差別主義者が議定書をほとんどすべての言語に翻訳していたというのにだ。

ADLがヘンリー・フォードを訴えると、彼はこの出版物を回収した。そして1993には、ロシアの裁判所までがこの本を反ユダヤ主義の偽造文書であるとの判決を下した。この本が今でも閲覧可能で広く出版されているのは、最早アラブ諸国だけとなっている。

そして現在、2人の政治学者がこの歴史を繰り返させようとするかのように長文のエッセイをイギリスの雑誌に掲載している。イスラエルを「批判する」という偽装の下で、スティーブン・ウォルトとジョン・ミアシャイマーは反ユダヤ主義の系譜に新たな1ページを加えることになった。

1.ユダヤ人は守銭奴だ。2人の「学者」はイスラエルをアメリカからの援助を引き出しているとして非難している。彼らはエジプトが年間3000億円のお金をアメリカから援助されていることは決して触れない。さらに、ウォルトは「その座」をユダヤ人からの援助によって得た。彼はユダヤ人のお金で生活し「自分を養ってくれた人の手にかみついている」。

2.ユダヤ人は代償することもなく他の人の資産を没収した。この嘘は前世紀の初期にすでに見られる。そしてマーティン・ルーサーやジョセフ・ゲッペルスなどによって百万回繰り返されムスリムの間では日常レベルでの嘘となっている。ユダヤ憎悪者はイスラエルがパレスチナ人の土地を没収したと非難する。もちろんそのようなことは過去も現在も不可能だ。パレスチナ人と呼ばれる人たちは存在したことはなかったし現在も存在していない。パレスチナとはラテン語でPhilistinesを意味し、歴史からとうの昔に消え去った人々とされている。現在の所謂パレスチナ人と呼ばれている人たちはイスラエル周辺からのアラブの移民たちで、「血と汗と涙によって」一面の砂漠を農作地に変えたユダヤ人の苦労に乗っかる目的でこの地にやってきた人たちだ。アラブ人たちは殺人と流血を巻き起こした以外は一切何の貢献もしていない。それにも関わらず、イスラエルは彼らにガザとJudea(パレスチナ南の旧ローマ領)の大部分とサマリアを譲った。アラブの略奪者と殺戮者に加担してイスラエルの完全な破壊が望みのウォルトとミアシャイマーには、これでもまだ不足なようだ。

3.ユダヤ人はアメリカの外交政策に影響を与えていると彼らは主張している。ウォルトとミアシャイマーはこれを「イスラエル・ロビーとアメリカの外交政策」という本に記述している。我々は過去の歴史から、彼らの本を読まなくても内容が予想できるまでになった。ユダヤだけがアメリカを支配している、すべてのメディアはユダヤの支配下にある、「ユダヤがほとんどのお金を牛耳っている」、そしてユダヤは自分たちのために他人を戦わせようとしているなどなどだ。アラブの石油超富裕層がアメリカの政策に与えているであろう影響に関しては一言の言及もない。実際、彼らはユダヤがお金と影響力を使って議会と政権をイスラエルに有利なように動かしていると主張している。ユダヤは誰一人にも何らの影響を与えてはならない。ユダヤ憎悪主義者のみにだけその特権が与えられる。これら「知識人」によると、そのようになるようだ。

彼らのヘイト・プロパガンダはまだまだ続く。幸運なことに、ハーバード大学の法律学教授Alan Dershowitzは彼らの主張にことごとく反証を与えている。彼はウォルトとミアシャイマーの考えはネオナチのウェブサイトからそのまま得たものだと証明している。さらに、KKKの指導者でアメリカで最もナチに賛同しているDavid Dukeは彼らを最上級の賛辞で称賛している。

大学がこれほどまでに反ユダヤ主義の憎悪主義者で溢れかえっていることは奇妙なことのように思う人もいるかもしれない。大学で毎日働いている人にとっては不思議なことでも何でもない。ADLが白人の僅か9%が反ユダヤ主義者と分類できる(黒人とヒスパニックは38%がそのカテゴリーに分類されているが)と報告しているとはいえ、大学はヒトラー以前のドイツのような宗教的憎悪の空気で満たされている。

ナチがドイツを支配するちょっと前の1920年代には、最初にヒトラーとその憎悪を歓迎したのはドイツの大学の教授たちだった。これはドイツの大学はヒトラーが「生まれる」以前さえから反ユダヤ主義の憎悪を長年ばらまいていたからだった。Leopold von Ranke (1795-1886)はその時代で最も有名な歴史学者だった。だが彼の著作物は典型的なユダヤ差別主義が随所に散りばめられていた。これはドイツの他のほとんどの歴史学者にも当てはまった。彼らはこの憎悪を生徒たちに教え、それが広範に拡散されていくといった次第だった。

そしてこれは哲学者、宣教師、法律学の教授にも当てはまった。1923に物理学の教授だったLenardは、ナチが支配する10年前に、Albert Einsteinを本物のドイツの物理学とは異なる「ユダヤの物理学」を捏造したと非難した。有名な哲学者Heideggerはナチの制服を着て、彼がミュンヘン大学の学長になった時にユダヤ人の教授と生徒を密告した。

ナチ以前のヨーロッパに反ユダヤ主義の憎悪をばらまいたこれらドイツの「学者」の名前を楽に数百人は挙げることが出来る。そして現在ではこの現象をアメリカとイギリスの大学で見ることが出来る。だが、これらの「知識人」による憎悪がここではそれほど影響を持つとは思わない。アメリカ人はドイツ人と同じようにそのような「知識人」にそれほど感銘を受けていない。アメリカ人の圧倒的大多数はそのような憎悪を持っていない。だが我々は憎悪に対して出来うる最善のことをもって警戒する必要がある。それらの「知識人」のほとんどがイスラエルとユダヤ人全般を憎むのと同じぐらいにアメリカを憎んでいるデモクラットだということを忘れてはならない。それ故、私たちユダヤ人は共和党に投票する必要がある。共和党員の86%はイスラエルの生存を支持している。デモクラットの僅か38%しかイスラエルの生存を支持していない。どちらの側に立つかは明白ではないのか?

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