2016年5月5日木曜日

パレスチナ問題に関する情報は左翼がばらまいた嘘だらけ?

"Baseless Comparisons": UN Security Council Resolutions on Iraq and Israel

Jeff Weintraub

アラブとイスラエルの対立に関する国連決議に関して、Dore Gold and Doni Rembaは完全に正しい。彼の議論の鍵となる部分は、以下の文章だ。

「国連規約の2つの項目は安全保障理事会とその決議の権限をはっきりと定めている。国連規約第4条の下に採択された決議は、当事者間の交渉、調停、仲裁の過程を通して実行に移される。1967年の11月に採択された国連決議242は第4条決議で(国連決議338と合わさると)イスラエルに1967年の6日間戦争の時に占領した領土からの撤退(すべての領土からではない)をイスラエルと周辺アラブ諸国との交渉による解決によって求めている。決議はイスラエル単独によっては実施できない。交渉を必要とすると」

アラブ世界では、そして他の場所でも多くの人によって批判されることもなく、国連決議242と338は単にイスラエルが1967年に占領した土地を返還するように要求していると広く信じられている。だがそれは単なる神話だ、もっとはっきり言ってしまえばただの馬鹿話だ。これらの決議が求めているものは、イスラエルは交渉による和平合意の一部として1967年に取得した領土を返還すべきだと言っているだけに過ぎない。要するに、これらの要求はアラブ諸国がイスラエルの生存権とその安全を保証することを認める和平協定を(合意の下で、交渉を通して)イスラエルと公式に結んだ時にのみ初めて有効になるものだ(そして、もちろんイスラエルはエジプトとの和平条約の一環として1967年に占領した土地の大部分をすでに返還していることを覚えておかなければならない)。

これは、言うまでもなく、イラクのクウェート侵攻を非難して無条件の撤退を求めた1990年から1991年の安保理決議とは完全に異なる。同じことは1991年の敗戦後にイラク政府によって受け入れられた和平合意(国連決議の中に文書化された)にも当てはまる。そもそもが比較にもならない。

法律上の問題だけではなく、倫理面の話も完全に異なる。だがそれにはより長い説明を要する…

コロンビア大学の法学部のGeorge FletcherによるNYTへの寄稿記事もこの話題を深く掘り下げている("Annan's Careless Language", NYTimes 3/21/2002, p. A37)。

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