2015年8月12日水曜日

The Mumbo-Jumbo of ‘Middle-Class Economics’

Alan Reynolds

2月19日に提出された「Economic Report of the President(大統領経済報告、以下ERP)」の中でホワイトハウスのCouncil of Economic Advisers(以下、CEA)は所得下位90%の平均所得を「中間層経済学」として定義している。「所得下位90%の平均所得」は、ERPによると、「世帯所得中央値の成長率の正確な代理指標として機能する」という。

これは馬鹿げている。所得下位90%の平均所得は世帯中央値の正確な代理指標ではないし世帯所得を正確に反映してさえいない。それは所得上位10%(1ドル=100円として2013で1142万円)の閾値以下で納税申告書に記載される課税前「市場所得」の荒っぽく人工的に偽造された推計でしかない。だがこの偽造数字が後日Vox blogに寄稿されたCEA議長Jason Furmanのアメリカが「中間層と低所得層が40年間の所得の停滞」に苦しんでいるという主張の基となっている。

この指標は左翼の間で人気だ。Elizabeth Warren (D., Mass.)議員はAFL-CIOの会合で以下のように呼び掛けた。「1980以降、所得下位90%はどれだけ所得が増えたと思いますか?まったくです。少しもです。ゼロです」。NPRは同じ所得下位90%のデータを表示してそれをさらに拡張し「1980以降、所得上位1%の所得だけが増えた」と主張した。

ERPの中で平均所得が停滞しているという主張の根拠として引用された情報源がWorld Top Incomes Databaseだ。アメリカのデータはThomas Piketty and Emmanuel Saezが根拠となっている。ウォーレン議長やNPRによって引用されたものと同じ情報源だ。

驚くべきことに、これらの同じデータは所得下位90%の所得が1968以降増加していないことをも示している(*リベラル派が1980以降と強調するのはレーガン大統領以降所得格差が拡大したまたは中間層の所得が増加しなかったと関連付けたいため)。2013のドルに換算すると所得下位90%の平均所得は1968で327万円、1980で328万円、2007で353万円、2013で323万円だ。

これはBureau of Economic Analysis(以下、BEA)がGDPを計算する際に用いるデータと完全に食い違う。例えばBEAによると一人あたり実質個人消費は1968以降で3倍、1980以降で2倍になっている。これらすべてのショッピング・モール、大規模ディスカウント店、自動車販売店、レストランが所得上位10%だけによって利用されている?質問が自らに答えるだろう。

ホワイトハウスによるでっち上げではなくCBOによる実際の世帯所得中央値を見てみよう。2013のドルに換算して税引き後の中央所得は1983の469万円から2008の703万円へと勢い良く増加した。だが2011は2008の水準を下回っている。2008以前の増加は部分的には中間層によって支払われる連邦税の平均税率がほぼ半分に引き下げられた(1981に19.2%、1989に17.7%、2000に16.5%、2003に13.6%、2011に11.2%)ことにも関係しているだろう。

一方で統計局が推計している「貨幣所得」の中央値は税を考慮していない。それ故それらは生活水準の改善の主たる要因の一つを把握していない。ここでは(実現した)キャピタル・ゲイン、公的または民間の医療保険、食料補助金、そして現物給付なども除外されている。その統計局の欠陥のある中央所得の推計でさえ2007から2013の期間に8%低下する前に1984から2007の期間に13.7%上昇している。

CBOの推計も統計局の推計も(オバマ時代の)6年間だけの停滞を示しているだけであって40年間ではない。

Piketty and Saezのデータは致命的なまでに欠陥がある。所得税の納税申告書に記載されている総所得(彼らの推計の根幹となっている)は他のどの政府統計よりも大幅に少ない。そしてその差は大きくなる一方となっている。2003の彼らの最初の研究でPiketty and Saezは納税データから急速に消滅している一つの所得源に触れている。それらは「年金プランと退職貯蓄口座の急増が原因でそれらを通して人々は所得税の納税申告書には配当として一度も記載されることのない配当を受け取っている」。

同じことが非課税の貯蓄口座に蓄積されている利子とキャピタル・ゲインにも当てはまる。Tax Foundationの経済学者Alan Coleによる2014の報告書によるとそれら非課税の貯蓄口座はほぼ2000兆円増加している。

Piketty and Saezはさらに社会保障、失業給付などのようなすべての移転所得を差し引くことによりそして雇用主や政府によって提供される医療給付、退職給付などをすべて除外することにより総所得の数字をさらに押し下げている。その結果は、Brookings InstitutionのGary Burtlessが述べているように、「彼らの総所得の定義は1970のNIPA(National Income and Product Accounts)の「個人所得」の24%を、2008の「個人所得」の37%を除外している」。2011には40%が除外されるまでになっている。

総所得が時間とともに過小評価されていっているので彼らは2013の「その他の90%(1142万円以下の所得)」の平均所得をわずか323万円と推計している。その数字はまったく信じることが出来ない。

CBOによるとその323万円は2011の2人世帯の中で最も貧しい第五分位を決定する閾値340万円を下回っている。課税前で全世帯の半分が最低でも752万円以上を稼いでいるのにだ。統計局の貨幣所得の狭い定義を用いてでさえも2013の中間所得層の平均所得は726万円で全体の半分は519万円以上を稼いでいる。

ようするに彼らの定義する所得上位10%以下のすべての所得の平均はどの政府統計による中間所得層の所得の推計であってもそれを遥かに下回っている。これは景気循環期を含む所得上位10%と所得下位90%との所得増加のシェアの比較が無意味であることを意味する。そして彼らの推計した所得上位1%から10%のシェアもまた無意味であることを意味する。

人々は誤った統計から誤った意見を形成する。だがこの「所得下位90%」はその中でも最悪のものかもしれない。ERPの「中間層経済学」の記述は中間層の所得が(オバマ大統領の任期がほとんどの)2008から2013ではなく過去40年間停滞したという非常に滑稽な主張に基いている。

以下、記事を読んだ人のコメント

John Crockett

「Piketty Corrects the Inequality Crowd」という記事で彼は格差拡大を叫ぶ人達は彼の本のデータを間違って解釈していると語っている。彼は正直になるべきだしそうなったのはすべて(自身の)誤ったデータのせいだというべきだ。所得税のデータを用いることは明らかに誤魔化しだ。過去に税制が大幅に変わったからだ。この本は如何なる種類の「smell test」も通ることはないだろう。アメリカで1973から2010の間に建てられた中位の大きさの新規の住宅の平均サイズを見てみよう。1525平方フィートから2169平方フィートへと42%増加している。何十年も所得が増加していないというのであればどうして大きくなった家やたくさんの家具を買うことが出来るのか教えてほしい。車の販売台数も同様の証拠を示すと確信している。リベラル派のお気に入りの広報役Paul KrugmanはPikettyが「19世紀の所得格差の水準に戻ってきた」ことを証明したと書いた。彼らに反省を期待するな。彼が語っているのは彼の頭の中だけでの物語で彼はそうやって妄想し続けると確信している。

Martin Gorski

よく「1%」の集団に関して聞かされるが彼らが実際にはどのような人達なのかは我々に明かされることはない。経済学者Thomas Sowellが「Economic Facts and Fallacies」の中で指摘しているように人々は一つの階層から他の階層へと移動する。例えば、1996に所得上位1%だった人は2005では所得を減らしている。そして1996に所得下位20%だった人は2005までに平均で91%所得を増加させている。

William Cnossen

中間層が消滅していっているのならどうして政府の支払いが増えていっているのか不思議だ。

Greg Balaze

>EPRの「中間層経済学」の記述は中間層の所得が(オバマ大統領の任期がほとんどの)2008から2013ではなく過去40年間停滞したという非常に滑稽な主張に基いている。

もちろんその通りだ。その期間に生きている人であれば誰でもこれが問題だったのは過去6年間だけだと教えてくれるだろう。もしこれが過去「40年間」の問題だというのであれば今までに誰かが気が付くだろう。このお伽話はそれを必要とした左翼によってでっち上げられたものだ。

Christopher Myers

真剣に議論しようと思うのであれば一人あたり所得を用いるべきだ。世帯人数と人口構造は時間とともに変化する。

Henry McDonald

Christopher Myersへ。

君はポイントを外している。所得統計はIRSからのものだ。IRSの所得統計は中間層に大きな恩恵を与えてきた経済的環境の改善を考慮に入れていない。レイノルズ氏は税の繰延措置がある投資手段(401Ksなど)や税率の低下に言及している。彼が言及していない他の大きな改善は消費者の利子率の非常に大きな低下だ。これもIRSの所得統計には現れない好ましい金銭的条件の改善だ。

Anthony Alfero

もし嘘のためでなくアメリカ人を意図的に欺くためだとすれば今日の浅ましい左翼からはこの記事に対して沈黙しか返ってこないはずだ。

James Savage

平均的な世帯をちょっと見て回るだけでいい。住宅、車、テレビ、その他のパーソナルガジェットなどなど。1968より豊かになっていることが誰にでも理解できるはずだ。

Anthony Alfero

本当に中間層に危害を加えているものはビジネス部門が中間層を雇用しているという事実に対する左翼の認識の欠如だ。だからビジネス部門に対する税や規制や訴訟(訴訟を乱発するのはリベラル派)による継続的な攻撃は従業員の給料へ明らかに悪影響を与えるだろう。

Zlatko Milanovic

ただ一つの寓話はレイノルズ、あなたがここでしようとしているものだけだ。嘘と間違った情報の為のプロパガンダだ。

Jerome Barry

Zlatko Milanovicへ。

君はレイノルズの数字の何処がでっち上げなのかを指摘できないじゃないか。レイノルズはPiketty and Saezの数字がどうしてでっち上げなのかを指摘することに成功している。「でっち上げ」とは望みの結果を得るために数字を操作することだろう?

BARRON GREEN

Zlatko Milanovicへ。

レイノルズ氏へ何一つ具体的な反論もすることなく君は君自身が単なる操り人形であることを証明している。

ROBERT HILL

Zlatko Milanovicへ。

周りを見回してみるんだ。トラックの運転手は(1ドル=100円として)600万円貰っている。溶接工は600万円から1000万円貰っている。教師は年齢によるから一概には言えない。世帯の平均所得が320万円などということは現実には考えられない。ウォルマートで働けば180万円しか貰えないかもしれない。考えられる限り最も少ない賃金だ。それでも働き手が1人に対してだ。世帯の所得ではない。フランス人の平均賃金が320万円だというのなら正しいかもね。彼らは社会主義と貧困を受け入れているから。我々を従わせようとする前に君の目と心を開け。または計画経済に苦しんでいると思われる君の本国へ帰るんだ。

Tom Mackinnon

嘘、ひどい嘘、そして統計。数字を操作すれば統計を望むように操作できる。君がThomas Pickettyでない限りはそして経済に関する下らない本を出版しない限りは数字を操作するのに誰かの助けを必要とするだろう。

Chris Campbell

1994から2007の期間にGOPは上院で3期のうち2期多数派を獲得した。インフレ調整後の中央所得は12.5%増加した。従って低所得層はこの期間に豊かになった。

2007から2014の期間に民主党は上院で3期のうち2期多数派を獲得した。インフレ調整後の中央所得は8.3%減少した。従って低所得層は貧しくなった。

従って経済に対するダメージを癒やす方法は何か?共和党の議員を当選させること。

Chris Campbell

私は捏造していない。単に事実を報告しただけだ。どの政党が上院の多数派だったかをね。民主党は2007に上院と下院で多数派を獲得した。それは単に事実だ。そして明らかに危機の前のことだ。

私は上院が経済を支配したとは言っていない。この相関は面白いなと思っただけのことだ。

Justin Murray

何が嫌いかといえば彼ら階級闘争の闘士たちが個人の所得を一定と仮定していることだ。10年前は私は所得下位20%にいた。私は今では所得最上位から50万円離れただけの所にいる。

10年前の所得下位20%は現在の所得下位20%と同じ人間で構成されている訳ではない。仮に問題が存在すると仮定してより良い分析は各所得階層の平均年齢と各所得階層に属する期間を調べることだろう。

David Rowan

我々は政府の中で所得のデータを集めて公開している数多くの人達に給料を支払っている(IRS、CBO、FRBなど)。オバマ大統領が外部のデータを用いることは奇妙ではないのか?

理由は一つしかない。「政府の」数字は彼が創作したい物語に適合しないからだろう。だがそこから人々を欺こうという意図を読み取れる。彼は集団として富裕層は15%よりも遥かに高い税率を支払っている(IRSのデータ)ということを完全に知っていながらバフェットの税率が15%よりも低いと何度も何度も言及していた時に同じことを行っている。

Richard Tauchar

この記事の書き手は良い議論を行っている。だがそれは重要ではない。重要なのはこのようなことだ。昔は中間層の生活を維持するのには働き手は1人でよかった。今は働き手を2人必要とする。それが現在の中間層の状態だ。

Christopher Haynes

Richard Taucharへ。

君の言うことこそ重要ではない。もし60年代の中間層のライフスタイルをしようと思ったら働き手は1人で十分事足りる。問題は生計を立てるのが難しくなっているのではなくて我々が中間層のライフスタイルと考えるものが劇的に変化したことだ。

Christopher Haynes

まとめよう。

君の主張。1965の住宅保有率(63%)は現在(64.5%)とほとんど変わらない。昔は働き手が1人で現在は2人なのに。よって中間層のライフスタイルは達成するのが「困難に」なっている。

私の反論。君はその他すべてのカテゴリー(医療、個人消費、家電、旅行などなど)の消費パターンに起こった顕著な変化を無視している。所得が510万円あれば1750万円の住宅(Zillowによるとベッドルームは2つ)を余裕で購入できる。彼らの望んでいる「ライフスタイル」をする程の余裕はない人のことを私は数多く見てきた。だが彼らが中間層としては余裕があることも私は知っている。

Christopher Haynes

面白いね。僕たちは個別の事例に基いて議論しているから今度はこっちの話をさせてくれ。

僕と双子の兄弟は給料が600万円を一度も超えたことがないという片親の父の下で育てられた(平均でだから僕が育てられていた頃には300万円ぐらいだった)。家にはベッドルームが3つ(話は変わるけど、支払いは完了している)、車が4台(これも、支払いが完了している)、弟と僕は高校の頃には携帯電話を持っていた。僕は大学の費用を自分で支払い(僕はフロリダ大学を22ヶ月で卒業した)、20歳以降経済的に独立している(今は投資銀行家をやっている)。僕は1991に生まれた。

Christopher Haynes

君が言いたいことは理解は出来るよ。でも多くの人は生活の改善に気が付いていないと思う。格差の議論をしている時には特に。

過去300年を遡ってみれば重要な指標はすべて改善している。所得格差によって発生すると妄想されている問題を補って余りあるほどにね。

世界の人達に50年代に帰りたいかと尋ねれば多くの人がNoと答えると思うよ。

Richard Tauchar

反論の余地がないよ。

John Pound

私は1960年代に4人兄弟の末っ子として専業主婦の母と外に働きに出掛ける父の下で育った。

我々の家には1台の車があり3つのベッドルームがある近所では平均的な家だった。

上の兄が職を得て自分で生計を立てるまでは「2台目の」車を持ったことはなかった。1970年代の中頃まではカラーテレビはなかった。電話も1台以上なかった。姉が自分で購入するまではテレビも1台しかなかった。

でも何かが「欠けている」と思ったことは一度もない。

現代の4人家族が家の広さ、テレビ、電話、乗用車などに期待することとは対照的だ。

Richard Tauchar

君と似たような環境だったかもしれない。私は北カリフォルニアの郊外で1960年代に育った。車が1台、ベッドルームが3部屋、白黒のテレビ。そして生活は良かった。

Chaz Palm

左翼の愚か者はいつものように所得上位10%/所得下位90%が5年前も10年前も15年前も20年前も同じ人物だと思っている。

同じ人物ではない!アメリカの経済には非常に大きな移動/流動性がある。

PikketysもWarrensもNPRsもいつも(故意に?)その事実を無視している。

John Pound

Pickettyは笑えることに「資本」を同質な塊の集合体で毎年定期的に4%の利益を稼いでくるかのようにも仮定している。言い換えるとリスクがない(資本を持っていれば確実に4%稼ぐことが出来ると仮定している)。

Jef Kurfess

この記事で触れられていない幾つかの変数がある。

(1)不法な移民により教育水準が低く所得の低い人達が何百万人も入ってきた。それにより低所得層の所得に圧力が掛かった。

(2)1968と比較して帳簿外の所得(地下経済)はどれだけ拡大したのか?このお金はショッピング・モールなどでは支出される。だが政府の所得統計には現れない。

John Pound

1)事実でない。第二世代以降の移民は第一世代と比較して平均で見て遥かに良くなる。それがアメリカの歴史を通して真実だった。

Jef Kurfess

歴史的にはYes。移民全体ではYes。ヒスパニックの移民と不法移民の大多数ではNo。それがヒスパニック人口の多い州では低所得者が多い理由だ。カリフォルニアの非高齢者でメディケイド受給者は今では59%がヒスパニックだ。テキサスの数字は63%だ。

Jesse Cox

所得統計を政府の「間違い」リストに加えてもよいみたいだな。失業率5.6%(実際は12%なのに、職を探すのを止めた人は失業者には含まれない)みたいに。「公式の」政府の貧困率も(80以上の福祉プログラムによって支払われる給付の「現金価値」が含まれていない。例えば福祉給付の現金価値は毎年1世帯あたり350万円に達している。それに加えて52週間の休暇と無料の医療、無料の食料、無料の住宅、光熱費支援、現金による給付などが含まれていない)。

David Bryan

これは基本的な算数だ。片一方がゼロでもう一方に上限がないのならば数字が歪められる。豊かになっているのは所得上位だけかのように見える。

悲しいことに情報に乏しい投票者やリベラルの評論家は統計を単純に信じてしまう。どちらも確証バイアスに陥っているからだ。

意味のある統計は1968以降人々がどれだけ多くの物(車、テレビ、コンピューター、携帯電話など)を獲得してきたかを調べることだろう。こちらのほうが良いのは、仮に所得が停滞していると仮定しても物の真の費用が低下していることを示すことが出来るからだ。

この例外はもちろん教育だ。補助金のお陰で増加した需要により価格が400%上昇した。

Michael Wood

その通りだ…所得ではなく消費を比較せよ。

James DiLorenzo

何も創造することなく富と権力を得て資産上位1%に入ったのはウォーレン議員(純資産7~9億円)のような輩だけじゃないか。君たちも公的部門内部の政治ゲームによって生み出される下らない雇用や産物、会社のことを知っているだろう?彼らのような不正な輩は権力と富を維持し続けるために嘘を流し続けるだろう。ウォーレン議員のような不正な輩が民間部門で富を稼げると思っている人はいるのか?クリントン夫人は?シャープトンは?ゴアは?ケリーは?オバマは?彼らがこの国の経済のために貢献したものがあるのならば一つでも挙げてくれ。全員が自分の利益のために話を捏造しているだけじゃないか。

Michael McWilliams

私が証言できる唯一の「実証的」証拠は私の成人した子供とその家族の生活水準が私が同じ年齢だった時よりも遥かに高いということかな。

Thomas Yasin

数字は嘘をつかない。だが嘘つきは数字で嘘をつく。Pikettyが言うことは何一つ信用に値しない。

MICHAEL PETRINO

Thomas Yasinへ。

公平を期して言うならば彼の元の論文では彼はデータに欠陥があることを認めている。でもリベラル派が彼の論文を引用しだしてからは彼は欠陥を無視することを選んだ。

Brad Beago

オバマ大統領が一般教書演説でこれを何度も取り上げたので主要メディアが毎日のように繰り返すようになった。統計を利用したでっち上げだった。それでもメディアでは聖歌のように流され利用されている。

Michael Wood

私は1968に19歳だった。その頃のことをよく覚えている。現在の19歳はその当時の私よりも遥かに高い生活水準をしている。党派的な経済学者が示そうと意図していることとは無関係に。

ROBERT EVANS

欠陥データが聖歌として流されメディアによって利用されていることに驚く人がいることの方が不思議だ。悲しいことにこれら「与えられたもの」に疑問が挟まれることはなくそれらが「真実として」受け入れられるまでは嫌になるほど繰り返し流される。これらの統計がどれほど欠陥を抱えているかを分かりやすい言葉で大衆に説明するにはどのような能力が必要となるのか分からない。これらの嘘に反論しなければ(そして彼らは嘘だと分かっている!)民主党に大衆を煽動させ続けるフリーパスを与えることになる。

JASON A YUNKER

Pickettyの本を批判する目的でReynoldsは気の利いた戦略を採用した。私達が気に入らない意見に「ヴードゥーエコノミクス」とレッテル貼りする時のように「mumbo-jumbo(意味不明の意味)の経済学」と呼んだ。それはまるでお金持ちが「階級闘争」という言葉を用いる時に彼らが労働者と何か共通点でも持っているかのような物の言い方だ。

統計の誤りが結論を導くのに用いられている。でもReynoldsはそれ(統計の誤りを指摘すること)をこの本がまだ新しかった6月に行っている。彼が上記の結論に達するのにそれだけ時間が掛かったと本気で考えるべきか?それともこれを彼の所属する研究機関の立場を強化するための党派的な行いと考えるべきか?

Robert Batelli

君は意味不明のと呼ばれたのが気に入らなかったんだね?ではがらくた経済学ではどうだ?君が何と呼びたいと思っているかに関係なく筆者はPickettyとオバマ政権の用いている数字が如何に欠陥だらけかを正しく指摘している。どうして君は記事の中で指摘されている問題に言及するのではなく代わりにレイノルズの記事を書いたタイミングと記述の仕方の方を気にするんだ?

Robert Girard

君は誰かが捏造したら他の人は限られた時間内にコメントしなければいけないとでも言うのか。そしてその時間を過ぎたら皆は他の話題に「移動」して出鱈目を受け入れろと??

Michael Wood

記事のタイトルへの抗議は編集者に向けて行うべきだ。彼はタイトルに関わっていないと思うよ。

Robert Batelli

君は動機を話題にしたいみたいだけどオバマ政権の動機にまったく触れないのは何故なんだ?

Gerald Ference

経済学が「意味不明」なのは至る所で用語が一貫して用いられていないことも原因だろう。例えば平均所得、中央所得、粗所得、純所得、税引き後所得、個人所得、家族所得などが頻繁に使用され一つのレポートと他のレポートとを正確に比較するのが困難になっている。時間の経過に対しては特にそうだ。経済学が「意味不明」なのは意図的なものでだから騙しのゲームは納税者からの強い抗議を受けることもなく継続されると思うかもしれない。

JASON A YUNKER

分かった…ここに選択がある。君たちは以下のように明白なことを指摘する人を選ぶことが出来る。American Dreamは最早平均的なアメリカ人には手の届かないものだと。もしくはお金持ちをお金持ちで居させ続けるという隠された動機をあからさまに持って君の財布が感じている苦しみは全部幻なんだよと教えてくれる人を選ぶことが出来る。実際君たちは苦しみを感じていないのかもしれない。所得格差も何の問題もないしすべては順調だ。

George Condit

American Dreamは最早手が届かないというのは事実でない。自分が生きた証拠だ。秘訣は必要のないものにお金を使わないこと、中古車を購入すること、外食を控えること(4ドルのコーヒーも含む)、必要のなくなったものを売ること、お金を借りないこと。たったこれだけのことをするだけでほんの数年で家も買えるし退職後に大金が残る。それに考えられる限りのものが手に入る。これは完全に実行可能だ。財布が苦しいと不満を言ったり他の人にお金を支払わせたりしても皆が悪くなるだけだ。

Michael Wood

経済学なんかを持ち出すまでもなく身の回りにある車、電化製品、娯楽、余暇、料理、衣服、旅行、医療などようするに「平均的なアメリカ人」の消費を見てみればいい。そしたら彼らが感じていると君が勝手に思い込んだ「苦しみ」は単なる笑い話でしかないと分かるはずだ。

CHRIS HART-ZAFRA

でも本当に酷い欺きはリベラル派の誰も中間層の生涯所得に関して何も語っていないということだよ。彼らは1975に20歳だった人が2015に60歳になっても所得が同じだと思っている。これほど真実からかけ離れていることはない。アメリカに対する社会的経済的中傷だよ。

平均で見て中間層の所得は2階層上昇する。40年後では大金を手にしている。

だからウォーレン議員の言うこととは真逆で中間層は個人としても集団としてもアメリカで現在も繁栄しているよ。

PATRICK HUTZEL

「中間層経済学」というのはリベラル派の政策の失敗から目を逸らさせるための詭弁だろう。

このような用語を用いるのはリベラル派を利するだけなので止めた方がいい。

Stanley Klunder

私が仕事で国中を旅行していた頃、各地に変化があった。かつては砂漠、郊外、田舎であった所にショッピング・モール、住宅、コミュニティが次々と広がっていった。

都市の中で捨てられていた地域にはレストラン、店、アパートメント、コンドミニアムなどが建てられ再生そして再建されていった。

退職者が集まっている地域では人々が寒い地域から離れ老後に適した場所を探し求めてくるので拡大は非常に大きなものだった。

40年間も所得が増加していないというのならばこのような活動が起こり得るのだろうか?

魔法のようだとしか言い様がない。

GEORGE CERNIGLIARO

アメリカで貧しい人が増加しているのならば通りには暴徒がいると思うだろう。あー、(極左として知られる)Sharpton/MSNBCに煽動される人達はいたな。

Paul Cooper

>CBOの推計も統計局の推計も6年間だけの停滞を示しているだけであって40年間ではない。

この6年間に政治を動かしていたのは誰だ?リズ・ウォーレンとそのお友達バラク・オバマじゃなかったか?

民主党が政権を取った時に経済が不況になる傾向があるのは偶然じゃない。それは因果関係でそして故意だ。オバマとウォーレンとそしてヒラリーにとって最も優先順位が低いものは繁栄した中間層だ。選挙で勝つには単純に票が足りないのだろう。

Robert Lynch

所得税の納税申告書と比較してみれば歪曲はさらにひどい。世帯人数は減少し単身世帯が増加している。働き手が1人であればもちろん働き手が2人よりも申告額が少ないだろう。これは人口構造のシフト(これはこれ自体として分析する必要がある)で所得の低下を意味するのではない。

David Eyke

アメリカの中間層の所得にリベラル派が超ヒステリーを起こすのは彼らが単純なある一つのことを理解してないからだ。

GDPデフレータは非常に粗末な指標で1950年代からまるっきり改善されていないということを。極めて短い時間を除いて大まかな推計を生み出す能力でさえ失っている。

それはGDPデフレータが選択を無視していることにある。選択は資本主義の特筆すべき能力だ。消費者は価格だけでなく質や商品やサービスへのアクセスのし易さなど様々なことから選択することが出来る。

今日の車/テレビ/コンピューター/電話は1970年代の物とは比べ物にならない。

住宅-現代の住宅(その質、デザイン、広さ、断熱水準さえもが)は1970年代に人々が住んでいた物とはほとんど比較することが不可能だ。もし1970年代に政府の公営住宅に住んでいる貧しい人がいたとすれば現在では貧しい人でも住んでいる今日の都市と郊外にあるような大きなガレージ付きのレンガ造りの家と比べればその人の住宅環境はほとんどスラムに住んでいるようなものと言っていいだろう。

ケアサービス-ケアサービス(医療、歯科治療、緊急医療、その他諸々の物は1970年代には想像することさえ出来なかった)はすべてのサービスがすべての街角で受けることが出来る。時間が大幅に節約できる。手術は極めて短い時間の間に行うことが出来て1970年代と比べて遥かに多くの治療を行えるようになった。理学療養所は通りに沿って軒を連ね角を曲がっても続いている。近代の価格破壊的な食料雑貨店には1970年代には存在しなかった様々な珍しいフルーツや野菜の棚で溢れかえっている。

GDPデフレータにはこれらのものが何も反映されない。それはGDPデフレータが経済の道具というより非常に原始的な会計の道具だからだ。会計士は質や選択肢などを測ろうとしない。

現在の中間層は1970年代の中間層と比べて圧倒的な購買力を持っている。

でもそれを理解するには質や選択や利便性の価値を割り当てる必要がある。現代の中間層のライフスタイルに大きな影響を与えているものだ。

階級闘争を煽る経済学者たちがやりたがらないことだ。

Michael Lail

じゃあ、オバマ政権と民主党は所得下位90%の所得が長期間に渡って停滞したと主張するために政府の移転支払いと政府給付を除外した出鱈目な統計を用いているということなのか?彼らの解決策は?彼らが移転を正当化するために使用したはずの統計を「まったく」改善させない政府による移転支払いの増額。狂気としか思えないよ!

Octavio Lima

どれだけの人がこの記事を読むだろうか気になる。たったこれだけの長さの記事で階級闘争を煽る2つの主張を粉砕してしまった。1つ目は所得が停滞したというものでこの記事が主に標的にしているものだ。2つ目は「中間層」の税率は「富裕層のためだけのブッシュ減税」によって引き下げられていないというものだ。このことは実際のデータと政府自身の報告書を見ている人には明白なことだった。

JAIRO PUENTES

リベラル派がすることはすべて嘘か作り話だ。

Stephen Craffen

私達の生活を支配する政策を実行するために彼らは嘘と作り話を必要とする。私達に許されている判断は彼らの幼稚な世界観に適したものだけだ。

Steven Price

港湾労働者の賃金1420万円に関して尋ねられた時、Ortega広報官はそれが中間層の生活に掛かるお金だと言った。わあ!

彼らは他の人達よりも裕福なようだ。

ミス・ウォーレンにその驚くような、間違い、停滞した所得に関してどう思うか聞いてみたいものだ(staggeringとstagnatingを掛けてる)。

ALAN SEWELL

中間層は繁栄しているのか?または日々の生活を何とかやり繰りしているのか?

事例証拠は圧倒的に繁栄しているを支持している。私は先日ジャクソンビルの郊外にある大き目のショッピング・モールに行ってきた。ショッピング・モールはほぼ1平方マイル(1マイル=約1.64キロメートル)が高価なブランド品の店で埋め尽くされていた。駐車場はBMWでいっぱいだった。3台連続でBMWに出くわした。それからフォルクスワーゲン・キャディ、その後はレクサス、そこからもBMWで溢れていた。

あれは進歩だった。ジャクソンビルの「大き目のショッピング・モール」がKマートで駐車場が錆びたピックアップ・トラックで埋め尽くされていたのはそれほど前のことではない。

私は昨年の9月に同じようなものをシカゴの郊外でも見た。私は10年前に退職した友人と食事に出掛けた。彼はシカゴの郊外に住んでいる人達が(金融危機の影響から?)如何に回復するのに苦労しているかを語った。だが駐車場の車はすべてBMWかフォルクスワーゲン・キャディだった…

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