2016年3月19日土曜日

黒人の平均寿命が短いのはやはりアメリカの医療と関係がなかった?パート1

Blacks Living Longer Than Whites

黒人の寿命よりも白人の寿命の方が長いということは多くの人が知っている。多くの人はそれが白人による黒人への差別の結果だと思っている。これからここで示すように、その考えは間違っているようだ。

アメリカの2004の生命表を見ているうちに、昨日私たちはユニークな発見をした。それをゼロ歳から120歳までのアメリカ人の平均余命として残りを計算して表にまとめた。

表を作成するのに用いたデータはNCHSの生命表の表1から得た。その報告書のデータを幾つか比べたらどういうことが分かるだろうかと興味を持ったのが始まりだ。表4はアメリカの白人の生命表で表5はアメリカの黒人の生命表だ。

ここに生命表から直接得られたデータを元にした図がある。クリックすると拡大されるが、その内容は皆が予想していたものとは違うものだ。

データから幾つかのことが分かる。第一に、若い年代では白人の方が黒人よりも死亡率が低い。だが予想していなかったことは高齢になってくると、特に80歳を超えてくると、黒人の方が白人よりも死亡率が低くなってくることだ。

もし平均寿命が組織的な差別による影響を受けているというのであれば、それを最も体験したはずの高齢の黒人が白人よりも遥かに死亡率が低いなどということがありえるのだろうか?

あなたが「多くの人」から聞かされてきたことから判断して、この結果を予想できただろうか?もし差別がマイノリティの平均寿命を本当に低下させているというのであれば、差別的な医療システムがある年齢を境に差別を止めるというのは奇妙ではないだろうか?

さらに、白人と黒人の平均余命の曲線も1歳からその後まで非常に滑らかなことが見て取れる。どの年齢に対しても、他と際立って変わった特徴というものは見られない。これは、高齢の黒人の死亡率の低さがデータの欠陥によるものではなくその集団の実際の特性であることを示唆している。

例外はゼロ歳から1歳までに見られる。これはよく知られた乳幼児の突然の死亡率の増加に対応している。それは白人にも黒人にも見られるものの、黒人に対する影響の方がより大きいことが分かる。

では、これらを一度に説明することが出来るものはあるのか?年齢層の低いアメリカの黒人に対しては平均余命を低めるような働きをして、それが今度は高齢の黒人に対しては死亡率を低めるような働きに変わるものがあるのか?上記のデータはそのようなものがあることを仄めかしている。

では、どうして差別を原因と言う人がいるのか?

この記事の最初に例として挙げた「多くの人」、「黒人は差別のために白人より平均寿命が短い」というマントラを唱え続けている人たちとは一体どのような人たちなのか?

人種対立のイデオロギーを煽ることによって政治的、経済的利益を得ている人たちのことはここでは取り敢えず置いておくとしても、このトピックに関するシンポジウムに出席している人たちにHarvard School of Public Healthが出資しているということを聞いて信じることが出来るだろうか?

「アメリカの白人はマイノリティよりも平均寿命が長く健康だ。実際、白人の健康と平均寿命が顕著に改善し続けている一方で、人種間の病気や死亡率の違いは1950よりも今のほうが大きいと、Institute of Medicineの昨年のレポートは報告している」。

より興味深いのは、ハーバードが主催しているシンポジウムに出席している人たちというのは、かなりずれた世界観の持ち主だということだろう。

「人種間、民族間の健康の違いは本当で、多くの人々、多くの医者やマイノリティの多くでさえもが違いが存在するということを認識していない、と最近開かれたハーバードのシンポジウムに出席した人は語った。そのことは問題だ。医療政策に対する大きな変化は大衆からの圧力から生まれたことを歴史は示唆しているからだ」

「大衆は健康の格差が存在しているということを認識していない、とKalahn Taylor-ClarkはRobert Blendonと共同でプレゼンテーションを行った。多くのコミュニティで、マイノリティは健康の格差が存在するということを認識していない。このことを修正しようとする機運は盛り上がっていない、とこのシンポジウムを主催したClarkは語った」。

その解決策?ここにハーバードの公衆衛生学科の記事からの引用が2つある。

「アメリカの政策に科学は大きな役割を果たしてきた。健康格差の研究がハーバード大学の至る所で研究の分野として確立されることが重要だ、とBlendonは語った」

「問題を認識すること、差別が健康を害しているのだとしっかりと教育すること、それを実証することが研究を進める上で重要だ、とDepartment of Health and Social BehaviorのNancy Kriegerは語った」。

ハーバードのシンポジウムに出席した人たちによる提案には、彼らに直接的に利益をもたらす活動がかなり含まれていることに気が付かれただろうか?恐らく、「人種対立のイデオロギーを煽ることによって政治的、経済的利益を得ている人たち」のことをあまりにも性急に話から除外すべきではなかったのだろう!

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