Andrew G. Biggs
私は他の国と比較したアメリカの年金の寛大さに関する記事を最近書いた。左寄りのシンクタンクは他のOECD諸国の年金の平均給付を見てアメリカが最も少ない部類に属すると比較している。政府の役割に関して我々と価値観を共有している他のアングロサクソン諸国と比較した時にアメリカがちょうど真ん中に位置していると反論した。
だがここに左寄りのシンクタンクは決して引用しないと賭けてもいい他の比較がある。それは患者自身が負担した医療費の自己負担額が医療費全体に占めるシェアの比較だ。このシェアは患者が医療の質をモニターしたり他の財やサービスと比較するインセンティブを生み出すので重要だ。医療貯蓄口座、保険料補助、そして他の市場原理に基づく医療政策もこれらのインセンティブを改善することを目標としている。では他の30のOECD諸国と比較してアメリカの自己負担額のシェアはどの辺りなのか?我々は26番目にいる。医療費に占める自己負担額のシェアが12%だということを意味する。これは世界で最も社会主義的と思われるイギリスのシェアとほとんど同じだ。
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