WOW: New Evidence on Access to Care

John Goodman

研究結果：公的保険の拡大は医療へのアクセスを増加させない。医者への支払いを増加させるとアクセスが増加する。

主な発見：Children’s Health Insurance Program [CHIP]は児童の保険に大きな影響を与えた。だがそれは医者が提供するサービスの総量にはほとんど影響を与えていない。そして医療へのアクセスを示す指数に与えた影響もぱっとしないものだった。診療報酬の引き上げはアクセスを示す指数の改善と結び付いていた。

結論：この結果は(1)公的保険の拡大は、仮に患者の費用を大きく減らすことがあったとしても、必ずしも医療サービスの利用を増加させるとは限らない(2)公的保険の支払い率の増加はアクセスを増加させる可能性がある。

この結果がオバマケアに対して与える壊滅的意義を考えてみよう！

議会が3年前にCHIPを拡大した時、CBOはCHIPに新規に加入する400万人のうち4分の1から2分の1が民間の医療保険(CHIPよりも明らかに高い診療報酬を払っていた)を失うだろうと予想していた(民間の医療保険から公的保険へとダウングレードした)。この研究はその拡大の結果、200万人の子供が以前よりも医療へのアクセスを減少させたということを示唆している。

オバマケアは新たに1600万人をメディケイドに加入させる際にこの誤りを繰り返すだろう。多くの人は(メディケイドの診療報酬が一時的に引き上げられる2年間の間ですらそれよりも診療報酬の高い)民間の保険からメディケイドに移るだろう。その結果は、多くの人が以前よりも医療へのアクセスを減少させる、だ。

以下、この記事に寄せられたコメント。

Brian says:

何という災害。

Devon Herrick says:

ACA(オバマケア)はメディケイドの診療報酬をメディケアの診療報酬の水準にまで引き上げるために連邦政府が州に資金を提供することになっている。だがこの資金は2年間だけしか利用できない。州がメディケイドの診療報酬を高いままで維持したければ、州はその資金を自力で捻出しなければならない。

Greg says:

この結果は衝撃的だと思う。

Paul H. says:

まさに壊滅的だ。