Devon Herrick and Ariel House
Problem: Excessive State Mandates Increase Costs.
各州毎の規制の違いや義務付けの違いが個人医療保険市場での非常に大きな保険料の違いを生み出している。各州に保険を規制する権限を与えたMcCarran-Ferguson Actは州の市場を競争から隔離し被保険者がそのほとんどを欲していないか必要としていない各種の義務付けを強要している。例えば、
・4分の1の州が鍼治療と結婚相談をカバーすることを義務付けている。
・半分以上の州がソーシャルワーカーの給付をカバーすることを義務付けている。60%が不妊治療をカバーすることを義務付けている。
・7つの州がかつらをカバーすることを義務付けている。9つの州が補聴器をカバーすることを義務付けている。
全体で、アメリカには1900以上もの州による義務付けが存在する。幾人かの法律作成者は利益団体の求めに応じて保険会社に特定のサービスや提供者をカバーさせている。その結果、保険料は高くなり保険非加入者の4分の1が市場から追い出されていると試算されている。
Problem: No National Market for Insurance.
大部分の保険会社は複数の州にまたがって活動しているがその保険の中身は各州の規制に沿ったものにしなければならない。その結果として、全米規模の競争的な個人医療保険市場は存在していない。その代わりに分断された保険料の大きく異なる市場が存在する。
・ウイスコンシン州の家族向け医療保険プラン(4人家族)は(1ドル=100円として)30万円だが、同じ保険がニュージャージー州では103万円掛かる。
・ユタ州の同様の保険は32万円だが、ニューヨーク州では122万円掛かる。
・ミシガン州の同様の保険は41万円だが、マサチューセッツ州では168万円と膨大に掛かる。
保険料のこの違いは地域間の医療費の違いではなくほとんどが州の規制によるものだ。
Wrong Solution: More Regulation.
リベラル派の最近の提案(バラク・オバマ議員、カリフォルニア州、イリノイ州、ペンシルバニア州を含む)には医療費を引き上げることが一貫して示されている2つの規制がほとんどに含まれている。ギャランティド・イシューとコミュニティ・レイティングだ。
(コミュニティ・レイティングの説明、前回の記事で訳した内容とほぼ同じなので省略)
Right Solution: Interstate Competition.
John Shadegg (R-Ariz.)議員はHealth Care Choice Act (H.R. 4460)を提案した。(この部分も前回の記事と内容がほぼ同じなので違う部分だけを翻訳)これは競争的な全米規模の市場で人々が保険を購入することが出来るようになれば1200万人が新たに保険に加入するだろうと試算したミネソタ大学の研究と整合的だ。規制の強い州が最も大きな恩恵を受けるだろう(図2)。
Other Needed Reforms.
保険会社には「mini med」プランとしてよく知られる制限された給付プランのようにイノベーティブな商品を試す機会を与えられるべきだ。これは一般的に毎年限られた数の医者への訪問、限られた額の入院治療、処方箋をカバーするものだ。複数の州にまたがって活動するプロバイダーの優位性を活かした義務付け一切なしの保険のような、他の改革も消費者により数多くの選択肢を提供するだろう。
(省略)
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