Devon Herrick
ニューヨーク・タイムズのコラム欄でクルーグマンはメディケアの方が民間の医療保険よりも効率的だとして民間の保険を購入させるためにメディケアの加入者にバウチャーを与えるという考えを貶している。その証拠として彼は民間の保険料の方が加入者一人あたりメディケア支出よりも速く増加しているという図を引用している。だが保険の保険料は全体像を正しく伝えるわけではない。医療費の自己負担分比率は1960年代には50%だったのが現在ではわずか11%にまで低下している。民間の保険はより多くの医療サービスをカバーするようになっている。それにともなって保険料も上昇する。CBOはGDP成長率に対する超過の医療費成長率を人口構造の変化、年齢分部の変化、その他の要因などを調整して計算した。CBOはメディケアの1975から2008の超過費用成長率は平均で見て年率2.5%であることを発見した。同期間のメディケイドの超過費用成長率は2%で、その他すべての医療支出の超過費用成長率は1.8%だった。
Devon Herrick says:
メディケア・パートDは民間の保険会社が運営している。メディケア・パートDの保険料は最初の予想を40%も下回っていた。専門家の多くはこの理由を民間のプラン同士の間の競争だとしている。
CBOの報告書の33ページ目を見て少しイライラした。表2.1には1975から2008、1980から2008、1985から2008、1990から2008と見難い分割の仕方しかされていない。各期間に分割したくなったのでそれを表にしてみた。
Medicare Medicaid Other
4.18% 3.68% 1.24% 1975-1980
5.42% 4.00% 2.36% 1980-1985
0.42% 1.92% 3.24% 1985-1990
1.80% 1.00% 1.40% 1990-2008
この表を見て驚いたのだが、費用が最も急速に増加していた時期はもう終わっている。費用の超過成長のかなりの部分は1985の前に起こっている。
Bruce says:
彼は間抜けだ。
Paul H. says:
彼は医療のことなど何も知らない。医療に関して書く度毎に彼はそれを証明している。
Jason says:
クルーグマンは医療経済学に関して何も知らないということに同意する。医療のことだけではなく論理的な考え方でさえもだ。
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